smart FORCE 運用操作での気に留めておいて欲しい事

〜「削除」と「解除」と「開講期間の変更」〜
smart FORCEは、ただの入れ物で、そこに、ユーザーと教材を登録して、それを割り付けして、始めてeラーニングが始まることは、ほとんどの方は理解しておいでのことと思います。
そして、しばらく使っていると、そのユーザーや教材を新しいものに入れ替えたり、変更したりする必要が出てくることもお分かりになるかと思います。
その入れ替えや変更に必要な操作が、「削除」と「解除」です。毎日することではないかも知れませんが、不要になったデータとは言え、それを消してしまうのが「削除」です。ですから、確認ダイアログが出て、「はい」を押して初めて消えるようになっています。
一方、ユーザーと教材を結びつける「割り付け」のチェックをはずすのが、「解除」です。こちらは、ユーザーや教材が消えることはありません。ですから、またチェックを付ければ割り付けを簡単に元に戻すことができます。ですが、もし、そのユーザーがその教材を実行した後であれば状況は一変します。それは、その学習状況、つまり、「修了」や「合格」などが消えてしまうからです。
しかも、「解除」はそのボタンを押した後に確認ダイアログは出ませんので、なおさら要注意です。
たとえば、一旦登録して割り付けも済んで、何人かが実行している教材コースの開講日と閉講日を変更したい場合がそうです。通常は、教材編集画面で変更し、割り付けを一旦「解除」してまた「割り付け」するのですが、その時、すでにその教材を実行したユーザーがいた場合には、その学習履歴を消してしまうことになります。それでは、どうしたらよいでしょうか。この場合は、クイックモードの左上にある、カレンダーを使って、開講日と閉講日を設定した後、「期間変更」ボタンを使って変更するようにします。決して「解除」してから「割り付け」(登録)するようなことをしてはいけません。こうすれば履歴消去を避けることができます。
重要ポイント
・ユーザーを削除すると、対象ユーザーに関する全ての履歴情報が消えてしまいます。
・コースを削除すると、対象コースに割り当てられている全ユーザーの履歴情報が消えてしまいます。
・割り付けを解除すると、コースを受講を出来なくなるだけではなく、対象ユーザーの履歴が消えてしまいます。
・クイックモードで開講期間を変更すると、履歴はそのままで、受講可能な期間だけを変更できます。
このように、smart FORCEの特徴をよく理解して使うようにしましょう。さらに、本番でいきなり変更するのではなく、テストコースを作ってあらかじめ操作をテストすると間違いがありません。