『教育とITで企業の経営を革新』
駿台グループのITラーニング専門企業 SATT (エスエイティーティー) が明日をサポートします。

2012年06月20日

小学生からのeラーニング「すらら」の努力指標の学習大会「すららカップ」

今回紹介する小学生のeラーニングネタは、教材開発の立ち上げからSATTがお手伝いしている株式会社すららネットさんのニュースについてです。

株式会社すららネットが提供する小学生から高校生向けのeラーニング「すらら」のeラーニング教材はインタラクティブな仕組みに加え、受講者同士が競い合うゲーミフィケーションの要素を加えることでより一層受講者のモチベーションを高めているのが特徴です。

「すらら」には「すららカップ」という従来の偏差値や点数とは別の尺度として、「どれだけ努力したか」を競う大会があります。

「すららカップ」は、第4回の開催となる今回から「全国通常部門」「チーム対抗部門」に加え新しい要素として「先取り学習部門」新設されました。
 新学習指導要領実施に伴う学習内容増加から、いかに先駆けて学習していくかという環境に配慮した新しい競技基準になっています。

小学生のころは、勉強することを如何に習慣化するかが重要になってきますが、ゲーム要素を用いることは学習を続ける気持ちをうまく引き出すひとつの「きっかけ」になります。(うちの子もみんなで競い合うゲームは大好きです)
長年にわたって運用されている「すらら」ならではのeラーニングで学習成果をだすための取り組みですね。
これからも様々な形で発展していくことを応援しています。

リリース記事についてはこちらから
「すらら」の事例紹介はこちら
posted by Dario at 18:49
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2012年05月21日

浜学園のWebスクール(教育ITソリューション講演レポ)

以前触れたことのある同校のeラーニングですが、先週東京ビッグサイトで開催された教育ITソリューションEXPO 2012でも講演がありました。

教室の授業を撮影コンテンツ化し、自宅でも受講できる様になっており年間で5,000講義にもなるとのこと。
効果の中で、やはりeラーニングの特徴である自分のペースで自分の学習ができる点を挙げており、わからない問題に対応する学習コンテンツへ誘導できるような仕組みもICTならではの利点だと思います。
さらには、受講に際して遠隔で通塾が難しい場合の受け入れにも一役買っており、受講料を半額設定することで地域格差だけでなく所得格差の問題についても積極的に対応している点は素晴らしいですね。

紹介資料にはWebによる受講に際しての回線状況や小学生が誰と一緒に学習しているかなどの情報もまとめられています。
最近では一般家庭においてもeラーニングを利用する環境が普及してきており、運用するうえで各段にやり易くなっていると感じました。

詳細記事はこちら
posted by Dario at 16:11
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2011年09月02日

浜学園のeラーニング「Webスクール」

浜学園は主に関西に教室展開する小学生向け進学塾。

授業を映像配信する仕組みと従来の学習を組み合わせた学習サービス「Webスクール」を2010年から開始し、更なる充実を図っているとの事。

「Webスクール」の学習サイクルは、”授業を見る”>”テキストを学習する”>”復習テストを受ける” という基本の流れをeラーニングを組み合わせて行っています。

サイトからの情報では、Webを用いるのは基本的に授業の映像配信とオプションで個別指導する「Webプライベート・レッスン」がありますが、そのほかは従来の紙媒体を介しての学習のようです。

映像配信は双方向通信の個別指導含め、相当な回線とサーバー負荷がありますが、NTTグループのバックアップのもとで実現しているサービスなので安心できるものと思われます。
その分、学習者側も光通信&無線LANなど、全国平均以上の環境を揃えて受講している方が多いようです。

浜学園サイト内でも触れていますが、eラーニングによるコストを抑えた教育提供を行う中で、理解度に応じた個別の指導が次なるテーマ。

これは小学生の学習塾だけのテーマではありませんが、eラーニングでの学習は数値化しやすい反面、そこから見える結果をどのように学習強化(フォロー)に使っていけるかを分析しなくてはいけません。
また、最初から状況を測れるように学習カリキュラムを設計する事も重要です。
現時点でフォローアップをすべてeラーニングシステムの中で行う事は難しく、個別に担任がコミュニケーションを図りながらフォローする事が一般的です。

うちの娘が通っている学習塾でもeラーニングはやっていますが、自宅から学習するものではなく塾から接続した環境でテストを受講するものです。(個人の進捗管理は行いますが、弱点分析などは行っていません)

最後は人が直接教えるのが一番、との言葉をよく耳にします。
私自身、正論だと思いますが、教育格差を減らしていく上で様々な可能性をeラーニングに期待もしています。

学習の場を提供していく上で対象者や教材によってeラーニングが担える役割は様々ですし、予算や時間などの制約からも用いる範囲は変わってきます。

大事なのは、そのときに最善と思われる手段を可能なかぎり考え、実践・改善のサイクルを進めることです。
我々も多くのお客様のeラーニング導入・運用をお手伝いしながら、日々考え、行動しています。
ICTが今まで以上に教育に役立つ努力を今後も続けていきます。

浜学園についてはこちら

eラーニングの様々なニーズに応えるために

Free LMS「smart FORCE」
posted by Dario at 14:46
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2010年04月16日

青山学院で小学生向け「親子のシンポジウム」を開催

最近の子ども達はPCや携帯を用いた学習や、やり取りが発達した反面で、人と人のコミュニケーション能力が不足しているという話を色々なところで耳にします。
そのような問題に向かって青山学院ヒューマン・イノベーション・コンサルティング(青学ハイコン)が共通目標に向けて仲間と協働し、学び合い、たくましい成長を目指した、学校や塾では学べない『グループワークで育むコミュニケーション塾』を開校するとの事。
それに先駆けて5月22日(土)に小学生向け「親子のシンポジウム」を開催するリリースがありました。

学校に行けない子どもに対してeラーニングの有用性を考える一方で集合研修を実施することで様々な環境下でのコミュニケーション能力を養うことはとても大事だと考えます。

ただ、今回の取り組みの対象は、引きこもりなどの子どもというよりは、学校に通う子ども達に働きかける取り組みのように思えますが、意識改革による環境全体を変えていく取り組みのキックオフ的な試みとして大いに興味がありますね。
子どものいる方々もいかがでしょうか?

−− 以下リリース文の抜粋 −−
現在、小・中・高校で不登校・ひきこもり、いじめ、友達関係の歪み等が社会問題になっている。
子どもたちが仲間と共感し、共通目標に向けて協働できるコミュニケーションを共に学び合い、このような問題に対処していく取り組みとして、本年6月より、学習塾に通い始める前の小学生の中学年に向けて、「青学ハイコン」を研修場所として、『グループワークで育むコミュニケーション塾』を開始する。
大学教育にも利用されているロボットづくりとその制御プログラミングの専門的で複雑な作業を、小学生向けにアレンジした協働的なプロジェクト活動と見たてて、グループワークによる集合研修と、生徒個人のレポートライティング指導により、チームワーク/創造性/探究心/論理的思考/問題解決などの総合能力と、その基盤となるコミュニケ―ション能力を楽しみながら養成するのが特色である。

小学生向け「親子のシンポジウム」 開催案内
・開催日時: 2010年5月22日(土) 13:30〜16:00
・場  所: 青山学院大学総合研究所ビル11階 第19会議室
・対  象: 小学生(主に中学年生向け)の保護者と子供、一般  
       ※参加費は無料
・主なプログラム(仮):
 講演「『コミュニケーション塾』開講に向けて」eLPCOセンター長 玉木 欽也
 講演「子供への支援の必要性」ピアサポートネットしぶや理事長 相川 良子
 デモンストレーション『模擬研修 ロボットづくりのグループワーク』
 (子供向け用の実演)
 説明会  『仲間づくりが苦手な子供・若者』(保護者向け)
 個別相談

大学のプレスリリースはこちら
posted by Dario at 16:27
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2009年11月27日

科学の面白さを科学技術で感じよう

盛岡市子ども科学館で赤外線屋内位置管理システムを用いた実証実験を行っているそうです。
具体的には来館者は小型端末を持って館内の展示物を見て回ると、その場所に応じた展示説明や
クイズなどが配信され、ただ単に見て回るよりも興味を抱いて学習できるという仕組み。

最近ではGPSなど位置情報と連動するサービスも増えてきましたが、場所という情報を関連付けをすることで特定した内容を配信したり記録できるのは、より興味も持てるし、物事を記憶するのにも有利だと思います。

盛岡市子ども館ではNECの「SmartLocator®(スマートロケーター)」というシステムを用いて赤外線とRFIDの併用で運用しているようです。
赤外線がうまく通信できない場合に備えてのRFIDであり、ICタグをかざすことでも同様にコンテンツを小型端末で学習できるのだとか。

気になるコンテンツですが、編集ツールが用意されており、科学館の職員の方が「容易」に作成できる環境を整えているとか、対象が子どもということでコンテンツつくりも対象を絞り込めるため、編集ツールでの作成も敷居を高くせずできるのもポイントですね。

ちょっと遠いので、すぐに見学はできませんが、田舎が盛岡なので時間がとれたら娘にも一緒に体験させたいと思っています。
実証実験とのことなので、期間限定だといつまでなのか?


NECの「SmartLocator®(スマートロケーター)」事例紹介


盛岡市子ども科学館
posted by Dario at 09:51
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2009年07月21日

夏だキャンプだ!!

今回、eラーニングではないのですが、ベネッセコーポレーションが主催するワンダー体験クラブの紹介です。

ワンダー体験クラブは、日帰りから宿泊までのキャンプを通して体験学習をおこなうプログラムで、物事に関心を持って共同で取り組むことを主な目的としています。

プログラムにもよりますが、小学1年生から6年生までの参加があり、年齢の違う子供たちで協力してイベントをこなしていくことは、色々な発見につながるものと思います。

先日、そのプログラムのひとつに申込み、事前講習会にいってきました。
申込に当たっても早くから定員一杯になり、キャンセル待ち状態で、説明会当日もほとんどの参加者が出席する熱心さでした。

このプログラムではキャンプ本番前に説明を聞き、当日共同生活(学習)する班を決定し、目標を設定・発表します。
もちろん、キャンプ後の事後講習会で発表することで予習と復習ができるようになっているのは、一般のキャンプと一味違うところですね。

今回の参加は、送られてきたチラシを見た娘が希望したことがきっかけでした。
私自身、今の娘と同じ歳にキャンプ参加し、いまもよい思い出になっていることから妻を説得していくことになりました。

カウンセラーが各班に一人つくのですが、目標設定から自発的な作業への誘導などコーチの役割が大きく、子どもを一人で送り出す親への配慮にもなっています。
カウンセラーの多くが教育関連の大学生であり、彼らにとってもよい実習の場を提供しているところも上手い仕組みだと思います。

将来的には、情報交換や現地でのリアルタイムな情報配信など、カウンセラーをはじめ親の情報取得、事後報告後のフォローにもeラーニングを組み込むと、より充実した内容になるものと考えます。

今年の夏もキャンプを通して一段と成長することを今から楽しみにしています。
posted by Dario at 12:55
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2009年06月09日

お小遣い帳とポイントシート

小学校4年生の娘に今年からお小遣いをあげるようにしました。
同年代の子供達の間では既に貰っている子もいるし、貰わずに必要なときに買ってもらう子もいて、さまざまなようです。

この辺の話題はネット上でもたくさん飛び交っていて、先日もBenesse教育研究開発センターの「子どもの教育を考える」のサイトでは、おこづかい いる・いらないを子どもと大人の両意見をまとめていたり、専門家のアドバイスが掲載されており、色々と参考になりました。

要は、ルールを設けてそれにお互いが従うことが大事だと感じています。

我家では、高価なものを除き、日常利用の文具費用は子どもが考えて自分で買えるくらいの額を設定しています。(もちろん買い物途中の欲しいおやつやゲームも含まれます)

ただ、やみ雲に使うのでは意味が無いので、記録のためにお小遣い帳をEXCELシートで作成しました。
本人は今のところ面白がって表をまとめていますが、全体が見渡せるようになって段々と貯めることを意識してきました。

品目による利用比率などをグラフにしているのでこれも(視覚的に)バランスを気にするようになったのは結果的によい傾向だと思っています。

これに乗じて、今度はポイントシートなるものを作成しました。
これはやるべきことをどれだけしっかりとできたかをポイントに換算し、ポイントが貯まればお小遣いレベルでは手に入らないものに交換できるというものです。

具体的には、「宿題を進んでやったら」5ポイント、「何度も怒られてやったら」2ポイントなど、家事手伝いもポイント換算しています。
ゲームソフトなど事前に目標設定を話し合い、ポイントを決定しており、ポイントが貯まれば晴れて入手できるという具合です。
今は遊園地に行くためのポイントを貯めています。(笑)

ポイントが貯まることよりも欲しいものを手に入れるための手段として日々楽しく「仕事」をしていますが、やるべきことをやらないと欲しいものが手に入らないというルールを今後もEXCEL以外のソフトを用いて、視覚的にも興味を持たせながら進めていきたいと思います。

eラーニング同様にモチベーションの維持がとても重要です。
posted by Dario at 11:43
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2009年05月27日

「児童一人に一台のPC」実証実験

インテル株式会社と株式会社内田洋行は、教育のICT普及促進に向けた“児童一人に一台のPC”プロジェクトの第二弾として、都内の公立小学校を対象に教育用のノートブックPCを提供し、授業で活用する実証実験を開始すると発表がありました。

今回のプロジェクトは、昨年度開始した国語と算数に加え、外国語活動(英語)を対象授業にして、児童一人に一台のパソコンを活用した授業の有効性を
検証するとの事。

英語は教科書をそのまま解説するだけでは読み書きするのも難しい科目であり、動画や音声の再生、マイクを通じての発音確認などPCの利点を活かす事ができる教科です。

PCは小学生が日常で利用することを想定して耐久性をあげたりタッチパネル(DSと同じですね)対応にしたりとハード的に様々な工夫がもりこまれています。

学習するためのソフトもPCならではで、多くのソフトも活用できますし、本格的にeラーニングのシステムと連携できるので、多くの企業のノウハウを取り入れ先生や生徒の支援が可能なことは喜ばしい事です。

現場での事情をどれだけ加味してハード・ソフト・サービスを構築提供できるかが成功の鍵を握っています。

企業でのeラーニング運用とも異なる活用にどのように対応していくのか、その活動に期待したいと思います。


インテルプレスリリース

内田洋行プレスリリース
posted by Dario at 17:23
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2009年05月21日

パンデミックとeラーニング

新型インフルエンザが本格的に日本でも広まってきました。
各地の大学から幼稚園まで休校・休園するところも多くなっています。

一部では休校になった高校生が自宅ではなく、カラオケ店などに集まって問題になっているとか。
学生側の事情としてはいきなり休みになってもやることがないとか?!
つまり、自宅での学校側の具体的な学習フォローがないので、自主的に家で勉強ができない、というところでしょうか。

以前「サーズ(SARS)」が韓国で流行した際には生徒は自宅からeラーニングによって講義を受け、そこから本格的なeラーニング運用が始まったのはまだ記憶に新しいところです。

今後、インフルエンザが猛威を振るう時期が秋口にも控えており、休校の間の方策として日本の学校でもeラーニングによる学習サポートを考慮できることが望まれます。

リアル授業をWebカメラを用いて実施するだけではなく、宿題のやり取りや、遠隔での家庭面談などシステムがあれば用途はさまざまな形で実現できます。

今ある学校でのICT環境を把握し、何ができるかを学校毎で検討(既にされているとは思いますが)することが重要であり、企業においても提案をはじめ様々な連携が必要です。

仕組みだけ提供して後は現場で何とかしなさい、という非効率的な形は結局すべての関係者にとって良いことはありません。

学校側での対応体制を整える事が前提ですが、今回のようにパンデミックによる局地的なeラーニングの対応であればSaaS(SARSではないですよ)も有効ですね。
posted by Dario at 17:45
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2009年04月27日

新学習指導要領で学校授業はどう変わるのか?

ゆとり教育による完全週5日制が実施されたのが平成14年、世の中で色々な議論が重ねられ、授業数が数十年ぶりに増えたとの事。

ウチの子供は現在小学4年生で6年生まで同じ時間数にいよいよなりましたが、以前は4年生以上の総授業時数は945時限でしたが、980時限に増えたとの事。
週1のどこかに1時限増えるようなイメージですかね。

気になる土曜授業復活や、7時間授業などは自治体や学校毎の対応になるため一律にはならず、当面は試行錯誤が続きそうです。

周りで私立の中学に通う子供たちは土曜は4時間授業だったりするので、昔の頃の授業構成のままな感じもします。

「ゆとり」による社会性と基礎学習による知識のバランスが大事であると言われていますが、入る学校によって勉強の質はますます変わってきそうです。

話は変わりますが、ウチの娘の小学校では4年生からクラブ活動に参加することになっていますが、パソコンクラブはなぜかありません。
学校の授業でも教室が整備されており、情報化社会のなかではあってもおかしくないクラブだと思うのですが、存在しない理由はセキュリティなど色々あるのかもしれません。

他の小学校で制作した学習教材を見て、自分たちの授業に上手く取り入れるなど、学習成果向上を共有するのにもeラーニングは有効な手段だと思います。

今後は関係者においてeラーニングの認知と敷居を下げて利用してもらえる環境構築の努力を様々な形で行っていかないと、小学校でのeラーニングが普及するのにはもう少し時間がかかりそうです。

文部科学省の新しい学習指導要領はこちら
posted by Dario at 11:02
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