開発部だより 第5回
“簡単に”かつ“すばやく”PCの操作をキャプチャーし、コンテンツ化できることで好評のCaptivate 2。誰でもeラーニングコンテンツや、プレゼンテーションの画面、製品の操作マニュアルなどなどが作れてしまいます。
操作はとても簡単なのですが、Captivate 2を使う上で頭に入れておかなくてはいけないことがあります。それは、「記録開始したその瞬間から、あらゆる動作がキャプチャーされている」ということです。
ちょっと間違ってクリックしちゃった…
とか
あっ、誤変換して入力しちゃった…
など、普段の作業なら簡単にやり直せることでも、すべてがムービーに残されてしまいます。ミスは許してもらえません。(許してもらえるミスもあります。)
それが開始してすぐのミスだったら、笑って許せる範囲です。ですが、細かい作業を何度も繰り返して、あとちょっと…のところで気が緩んでタイプミスしてしまったら…
きっとそれが些細なミスであればあるほど、ショックは大きくなるでしょう。ミスをした自分を嫌いになってしまうかもしれません。なにより、Captivate 2を嫌いになってしまうかもしれません。
Captivate 2のすばらしさを皆さんに広めていきたいSATTとしては、このような事態は思わしくありません。ではどうすればよいでしょうか。
記録を開始する前に、もう一度左右確認。
マウスは使いやすい位置にありますか?
コードは絡んでいませんか?
書類が崩れ落ちてきたりしませんか?
大丈夫、では深呼吸して記録を開始しましょう。
ここで大切なのがシナリオの存在です。
記録するすべての動作が指示されているシナリオが理想的です。
たとえば「コピーをする」という動作ひとつとっても、一般的に
・Ctrl+C
・編集メニュー→コピー
・右クリック→コピー
と複数の手段があります。
普段手馴れているCtrl+Cで記録してしまったけれど、PC初心者向けのコンテンツだった場合、編集メニューからコピーするの方が適当だったかもしれません。シナリオに指示書きがあれば再録を防げます。
また、文字入力はもっとも慎重に行いたい部分です。文字入力は後から編集できません。気分がノってきてばしばしキャプチャーしていたら、「あ゛ーっ」という惨事が起きかねません。人差し指タイピングでも恥ずかしくありません。シナリオとにらめっこしながらものすごくゆっくりタイプしても、入力部分の表示時間だけは後から調整できます。大文字小文字、半角全角の違いなんかもシナリオに指示があるといいですね。
そんなに細かくシナリオを作っていたら時間がかかってしょうがない、と思われるかもしれませんが、シナリオさえ完璧であれば、キャプチャーに要する時間は飛躍的に短くなります。再録を防ぐことが工数削減への近道となります。
そうして完成したのが
「パソコン教科書Flash 8 〜Flash 8でつくるWebサイト〜」であり、
「即deki ビジュアルレッスン FLASH 〜今すぐ使えるWeb制作のネタ集〜」であるわけです。(結局宣伝かいっ…と。)
あ、今
shopSATTで
Captivate 2をお買い上げの方にはレアモノのTシャツがついてきますよ。(また宣伝。)