こんにちは。マイケルです。
皆様の社内でのeラーニング運用状況はいかがでしょうか。
本日は「知識の定着」に関してお話したいと思います。
eラーニングはいつでもどこでも繰り返し学ぶことができるので
「知識の定着」に有用だという評価があります。
一度の学習で人はなかなか知識を習得することが出来ず、
また一旦知識を習得しても忘れてしまうので、何度も繰り返し学習することが大事で、
その点では、eラーニングはまさにうってつけの学習ツールという訳です。
しかしながらeラーニングにも弱点があります。
それは、Web上での学習となってしまうが故、致し方ない部分もありますが
どうしても学習における「刺激」が少なくなってしまう点です。
皆さんも経験があるかも知れませんが、紙に書きながら学習すると
視覚に加え触覚も刺激され、知識の定着が高まることが実証実験で確かめられています。
手を動かすことによって得られる「刺激」は、脳の働きを活発にさせる効果があるのです。
eラーニングの学習においてはかねてから、知識の定着を確認する為、
もしくは知識の定着を促進させる為に、「テスト形式」のコンテンツが
広く用いられてきましたが、そのテストは選択式の問題がメインでした。
Web上においては選択式のテストが実施しやすく、
教材作成ソフトの開発においても、各機能の開発が容易だったからです。
選択式のテストであっても「複数選択」
(あてはまるものを全て選びなさい、というアレですね)の
テストにすれば難易度はぐっと上げることができます。
たとえば選択肢が5つであれば、択一テストだと当てずっぽうに回答しても
20%の確率で正解することが出来ますが、複数選択のテストにすれば
同じ5つの選択肢でも正解率は実に31分の1…正解率は3%ほどになり、
当てずっぽうで正解することは非常に困難になります。
選択式のテストだけでも「知識の定着を確認する」には充分だと言えるかも知れません。
一方、「知識の定着を促進させる」観点で見るとどうでしょう。
「テスト形式」のコンテンツは学力を確かめる為だけでなく、
テストを通じて知識を定着させる効果も期待できます。
ですが、Web上で選択しクリックする、という動きだけでは前述したような
学習における「刺激」という観点では弱く、改善が求められてきました。
これに対し、
SATTでは
テストコンテンツ作成ソフト『
smart QUTE 3』において
「ドラッグ&ドロップ」機能を実装することにより
学習における「刺激」を強化することに成功しました。
選択したアイテムを、マウスもしくは指でドラッグして、
空欄に自分の手で落とす、もしくは並び替える…
こういった複雑な動きが学習における「刺激」となり、
知識の定着に好影響をもたらすと私たちは考えており、
実際に先行導入した大学や企業様において
「非常に学習効果が高まった」と喜んで頂いております。
「学びに終わりは無い」と言われますが、学びを高める為の
工夫や開発にも終わりが無いと私たちは考えています。
SATTでは、これからも様々な教材作成が出来るよう、
さらに学習効果の高い教材が作れるよう、
各ソフト、プラットフォームの開発を進めていきたいと思います。
■eラーニングに関することは、何でもお気軽にお問合せください。
http://satt.jp/company/contact.htm