今回記事を書くにあたり、改めてeラーニングについて自分なりの考えを整理してみました。
あくまでも小職の業務経験からの主観であることは予めうたっておきます。
という事で、もう一度繰り返しますが、「eラーニングで一番重要なのは教材コンテンツです!!」と敢えて言わせていただきます。
というのも、昨今特に「教育にICTを活用しよう」というフレーズをいたる所で耳にします。
ICTを活用すると言うことは、代表的にはデバイスを用いて情報を便利に利用する事。
情報はサーバーにあるデーターベースにアクセスすることが一般的です。
ここにeラーニングシステムと特定した場合には、教材コンテンツと学習履歴という要素が加わります。
eラーニングは自学自習を中心に発展してきた教育手段であり、ビッグデータを用いることで学習者個別の対応もとりやすくなると言われています。
eラーニングシステムは、教材を学習した履歴情報が記録され、その情報をもとに学習者に対して適切なフィードバックを提供することで効果的かつ効率のよい学びを実現させる事が要求されます。
ビッグデータの一部となる学習履歴情報は、学習者がどのような学習をし、どのように理解したのか、どのくらい学習したのかなど様々な内容がありますが、これらは教材コンテンツにあらかじめどのような情報を記録するか考えたうえで組み込む必要があります。
(もちろんシステムで自動的に記録できる情報もありますが)
当然、教材コンテンツの内容が正確でわかりやすく作られていることが大前提です。
つまりeラーニングの導入成果は、良質で有益な情報を記録できるコンテンツをいかに用意するかが一番重要なことなのです。
どんなに高性能な学習管理システム(LMS)を導入してもコンテンツなくして運用はできません。
語弊があるかもしれませんが、どんなに高級で高性能な車でもタイヤがないと目的地には進めないのと一緒と考えます。
現状、教材コンテンツの入手は市販されているものを購入するか、依頼して作ってもらうか(委託)、自分たちで作るか(内製)に分かれます。
ここ数年では内製化するためのソフトウェアが沢山販売されています。
SATTでは四半世紀にわたり教材を制作している経験から、ユーザー自身が教材コンテンツを作成することに適しているのはテンプレート方式の作成ツールであると考え、smartツールという教材制作ソフトを開発し提供しています。
テンプレート方式によってユーザーはプログラミングやソフトウェアの使い方を習得する時間を費やすことなく、教材の内容に集中して組み込むだけで、eラーニングコンテンツを用意できます。
おかげさまでsmartツールは、長年多くのお客様に利用していただいています。
これから教材を作ろうとしている方、まだsmartツールを使ったことのない方々、ぜひ一度お試しください。
(結局SATT製品の紹介になってしまいました)
動画解説教材作成ソフト smart PREO
テスト問題作成ソフト smart QUTE2
講義型教材作成ソフト smart TLEC
上記の教材作成ソフト紹介セミナー
『教育とITで企業の経営を革新』
駿台グループのITラーニング専門企業 SATT (エスエイティーティー) が明日をサポートします。
2015年08月31日
2013年02月27日
PowerPoint 2010の便利機能 SmartArt(スマートアート)読み込みの極意!
Web教材作成支援
CaptivateとPoerPointの連携、読込オプションについて少し触れたいと思います。
PowerPoint 2010には SmartArt(スマートアート)という便利な機能があります

※SmartArt は PowerPoint 2007から追加された機能ですが、2010になり飛躍的に機能が増えました。
以前のバージョンでは、図形描画にテキストを組入れてそれぞれにアニメーションを設定するという作業が必要でしたが、SmartArt を用いるとそれらの作業が一括でできてしまいます。
しかも後から項目を増やしてもレイアウトを自動でし直してくれるので、私のように絵心が乏しい場合でも綺麗に資料を作成することができます。
SmartArt のアニメーションもワンクリックで個別に設定が可能。
そんな smartArt を用いた PowerPoint のファイルも Captivate 6では取り込むことができます。
図のように Captivae の新規プロジェクトに「Microsoft PowerPoint から」を選択し、該当するPPTXファイルを読み込みますが、ここで注意する事があります


読み込み画面のオプションに「高精度」というチェックボックスがありますが、デフォルトではチェックがついておらず、そのまま読み込むとスライドアニメーションが変換されません

スマートシェイプアニメーション(非高精度)
通常のアニメーションはチェックが無くても変換してくれますが、SmartArt で設定された個別アニメーションなどの情報は組み込まれない為、変換の際には「高精度」チェックボックスを ON にして読み込みます。
そうするとすべてのアニメーションを PPTX の設定通りに読み込みスライドの長さもその分延長されます。
スマートシェイプアニメーション(高精度)
PowerPoint の読み込みには音声の組み込みや動画など作り方によってどちらで編集するかに応じて細かい設定がことなりますので色々と試してみてください。
m-School では 2013年3月6日から7日までの2日間で入門講座、3月8日には実践講座を開催します。
特に実践講座では eラーニングのコンテンツ制作をよくあるパターンを文字通り実践して作る講座になっていますので、Captivate をお持ちの方にもこれから eラーニングコンテンツを作成しなくてはならない方にもおすすめの講座です

詳しくはこちらからご確認下さい

執筆:Dario