eラーニング本音でトーク その60
今年の甲子園は、接戦の試合が多く、延長戦の試合も多く行われました。そして、優勝候補を次々と破って優勝した県立佐賀北高校の優勝には、ビジネスの世界に重ね合わせ、いろいろ考えさせられました。
通常、野球の名門私立の硬式野球部では年間1,000万円以上の予算を回していると聞きますが、佐賀北高校の部費予算はたったの60万円。もちろん特待制度もありません。
会社で言えば、広告予算や投資をふんだんに使える大企業に対して、まだまだ小さいSATTと言った感じです。
また、佐賀北高校の選手の平均身長は、平均171cmと小柄。東の横綱、帝京高校の選手の平均身長は176cm ですから、佐賀北は身体的にも恵まれていたとは言えません。
しかし、本業である勉学に励みながら、基礎練習に重点をおいて、礼儀を重んじ仲間を信じて練習すれば、必ず結果がでるという姿勢を貫き通し、優勝を果たしました。
会社で言えば、エリート社員を集められる大企業と、採用予算ゼロの環境で採用を行っているSATTのようです。スタッフ一人ひとりの力は、特別すごいわけではありませんが、それぞれの長所を生かし、スタッフがチームを組むと力を発揮する集団です。
そして、ミラクルを生んだ優勝決勝戦。
7回まで佐賀北は三振の山を築き、ヒットも1本でしたが、8回1対4からこの日三振2つの4番・副島選手が、起死回生の逆転満塁ホームランを放ちます。
勝っていた広陵高校の関係者や視聴者も、この瞬間まで広陵の優勝を確信していたのではないでしょうか。
ビジネスの世界でも同じでしょう。勝った勝ったと思っても、油断をすると次の瞬間に敗者となってしまうかもしれません。そして、非科学的かもしれませんが、あのホームランは、野球の神様が、日頃の佐賀北の選手の努力を見て起こした奇跡であったと思います。
ビジネスも大切なのは努力。不断の努力を続ければ必ず結果がでると信じています。
無理やり、佐賀北をSATTに重ねましたが、SATTをこれから成長させるために、本当にそうありたいと思います。
SATTもスタッフが一丸となって、顧客指向をとり、地に足をつけたビジネスを行える会社でありたいと思います。