『教育とITで企業の経営を革新』
駿台グループのITラーニング専門企業 SATT (エスエイティーティー) が明日をサポートします。

2007年08月28日

SATTってSAgakiTTa(佐賀北)?

eラーニング本音でトーク その60

今年の甲子園は、接戦の試合が多く、延長戦の試合も多く行われました。
そして、優勝候補を次々と破って優勝した県立佐賀北高校の優勝には、ビジネスの世界に重ね合わせ、いろいろ考えさせられました。

通常、野球の名門私立の硬式野球部では年間1,000万円以上の予算を回していると聞きますが、佐賀北高校の部費予算はたったの60万円。もちろん特待制度もありません。

会社で言えば、広告予算や投資をふんだんに使える大企業に対して、まだまだ小さいSATTと言った感じです。

また、佐賀北高校の選手の平均身長は、平均171cmと小柄。東の横綱、帝京高校の選手の平均身長は176cm ですから、佐賀北は身体的にも恵まれていたとは言えません。
しかし、本業である勉学に励みながら、基礎練習に重点をおいて、礼儀を重んじ仲間を信じて練習すれば、必ず結果がでるという姿勢を貫き通し、優勝を果たしました。

会社で言えば、エリート社員を集められる大企業と、採用予算ゼロの環境で採用を行っているSATTのようです。スタッフ一人ひとりの力は、特別すごいわけではありませんが、それぞれの長所を生かし、スタッフがチームを組むと力を発揮する集団です。

そして、ミラクルを生んだ優勝決勝戦。
7回まで佐賀北は三振の山を築き、ヒットも1本でしたが、8回1対4からこの日三振2つの4番・副島選手が、起死回生の逆転満塁ホームランを放ちます。
勝っていた広陵高校の関係者や視聴者も、この瞬間まで広陵の優勝を確信していたのではないでしょうか。

ビジネスの世界でも同じでしょう。勝った勝ったと思っても、油断をすると次の瞬間に敗者となってしまうかもしれません。そして、非科学的かもしれませんが、あのホームランは、野球の神様が、日頃の佐賀北の選手の努力を見て起こした奇跡であったと思います。

ビジネスも大切なのは努力。不断の努力を続ければ必ず結果がでると信じています。

無理やり、佐賀北をSATTに重ねましたが、SATTをこれから成長させるために、本当にそうありたいと思います。

SATTもスタッフが一丸となって、顧客指向をとり、地に足をつけたビジネスを行える会社でありたいと思います。
posted by M.TOIDA at 17:10
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2007年07月18日

一味違うSATTブース(e-Learning WORLD 2007)

eラーニング本音でトーク その59

e-Learning WORLD 2007まであと2週間ほどとなりました。
現在社内は、その準備におおわらわです。

今まで、e-Learning WORLDに出展したときのSATTのブースは派手なものでした。
そして、とにかく大量の名刺を集めることを目標に、来場者に対して、精力的に声がけをするスタイルで出展していました。「名刺を頂いた方に、ノベルティ差し上げま〜す」と言った感じです。

確かに大量の顧客名簿はできました。しかし、フォローアップが不十分であったのと、顧客ニーズとのミスマッチから商談に結びつくのは極わずかでした。

そこで、今回は顧客数を大量に集めるコンセプトは捨てました。
それよりも、今回のキャッチフレーズである「SENSE of Learning」のもと、SATTブースに訪れた方とじっくりお話をさせて頂き、お客様にあったラーニングソリューションを提案することとしました。

まず、W-ZERO3を使って、大きく3つのeラーニングのタイプ、

 ・エントリ
 ・チャレンジ
 ・アドバンス

と診断させて頂き、それぞれに対応した資料をもとに、SATTのセンスあるコンサルタントが親身のコンサルティングを行います。

ヒアリングをさせて頂いた後、後日ラーニングソリューションカルテを送付するサービスも行います。

 「ここが欠けていたのか、こんなソリューションがあるのか」

という声がでれば大成功と思っています。
FLASHで作成されたGUIを持つSCORM 2004対応LMS、Attain3もどうぞご体験ください。

ノベルティも、もちろんご用意しました。
SATTのセンスマスターが吟味して選んだものです。
このノベルティは、名刺を集める目的ではなく、e-Learning Worldでお客様とお会いでき、お話ができた感謝とお礼の印と位置づけています。

来場の方には、さまざまなキャンペーンもご用意しました。
後日お伝えします。ご期待ください。

8月1日(水)から8月3日(金)のスケジュールに「e-Learning WORLD 2007 SATTブース」とご記入ください!

SENSE of e-Learning

SENSE of Learning
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2007年07月03日

エスエイティーティー株式会社、4年ぶりにe-Learning WORLDに登場

eラーニング本音でトーク その58

エスエイティーティー株式会社(SATT)はe-Learning WORLD 2003を最後に、ブース出展を控えていましたが、今年のe-Learning WORLD 2007に4年ぶりに出展します。

SATTは、駿台予備学校の教材作りの経験で積んだノウハウを生かし、企業の研修教材制作にチャレンジし、FLASH技術をベースに音声映像や対話的なしくみを豊富に用いて、eラーニング教材を数多く作ってきました。

そして、次にオープンソースLMS「Attain2」を開発し、eラーニングシステムの構築もできる企業となりました。さらに、経済産業省、草の根eラーニング事業を通じて、eラーニング・サービスの運営を手がけるに至り、これで、ある意味でeラーニングで必要なスキルをすべて整えました。

SATTは次は何を目指すべきでしょうか。

この結論として、ラーニング・コンサルティングに力点を置くこととしました。
eラーニングを物理的に整えることは、予算と時間があれば、容易なことです。しかし本当の意味で、企業・学校等において、それぞれの独自文化、IDに即したラーニング環境を整えることは容易なことではありません。

SATTのラーニング・コンサルティングは、お客様の属性や文化に合わせて、ラーニングリソースを巧みにコーディネート、運営するものです。それは、eラーニングだけのコーディネートに留まらず、集合教育も含めたトータルコーディネートです。

このコーディネートを行う上で何が必要でしょうか。

SATTは、コーディネートするための「センス」が必要であると考えます。これは、単なる「感」とかではなく、コーディネートの各プロセスにおいて、単に機械的な情報処理をするのではなく、SATTの経験豊富なコンサルタントが、長年の経験と豊富な知識、スキルに加えて、高い「センス」を持って、お客様に最適なeラーニング環境の提案を行っていくものです。

e-Learning WORLD 2007当日には、SATTの新製品SCORM2004対応LMS「Attain3」を公開します。また、ブースでW-ZERO3を使った「eラーニング簡易コンサルティング」も行います。これからeラーニングを始めようとしている方、既存のeラーニングの改善を考えていらっしゃる方、是非致してください。一味違った「センス」あるブースに、皆様是非いらしてください。

e-Learning WORLD 2007
エスエイティーティー株式会社
posted by M.TOIDA at 18:15
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2007年06月19日

eラーニングにおけるビジネスモデルを産学連携して社会に提案

eラーニング本音でトーク その57

e2007年6月19日、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構から、一つの大切なプレスリリースが行われました。

「e ラーニングビジネスモデル研究会」の設立について
〜教育・コンテンツ制作・人材関連事業との産学連携により新しいビジネスモデルを提案〜

と題するもので、内容は、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構が、「e ラーニングビジネスモデル研究会」を設立、というものです。
http://www.keio.ac.jp/pressrelease/070619.pdf

この研究会の設立趣旨は、
インターネットやケータイ等の様々なメディア上での「デジタルコンテキスト(デジタルコンテキストとは、デジタルコンテンツ素材を利用目的に沿って生成・編集・加工・統合することによりデザインされる、シナリオをもったデジタルコンテンツのこと)による新たな学び」について研究し、クロスメディア展開や人材事業連携が可能なB to Cを中心としたビジネスモデルを、産学連携により社会に提案します。

というものです。

SATTは、この趣旨に賛同し、研究会協賛メンバとして本研究会に参加することになりました。

SATTは、本研究会の源流となる2004年度、2005年度に実施された経済産業省の「草の根eラーニング・システム整備事業」における実証実験に参加して参りました。この実証実験を通じて、「社会人や学生等」をターゲットとした、デジタルコンテンツを用いた様々なメディアにおける学習環境を実現するためのビジネスモデルの検討、確立の重要性を深く認識しました。

SATTは教育事業、コンテンツ制作事業を営む観点から、SATT社製オープンソースLMS「Attain2」他、長年蓄積したeラーニング技術をベースとして、本研究会に積極的に参画し、社会の人材育成に貢献し、かつeラーニングビジネスの活性化をめざします。

この研究会には多くの企業、大学が参画しており、形式的な研究会ではなく、eラーニング周辺をも含めたビジネスモデルを真剣に考える研究会として、今後eラーニング業界の台風の目となることでしょう。

今後の「eラーニングビジネスモデル研究会」にご注目ください。

▽SATTのプレスリリース記事
SATTが慶應義塾大学の「eラーニングビジネスモデル研究会」に協賛 〜eラーニングにおけるビジネスモデルを産学連携して社会に提案〜
posted by M.TOIDA at 20:19
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2007年06月05日

タダでも成功しない世の中、センスで成功する世の中

eラーニング本音でトーク その56

朝の通勤時間帯、改札を出るといろいろな無料の配布物に出くわします。
就職活動誌、タウン情報誌、お店の割引券やまるまるマンガ一冊などもあります。

配り手はなんとか手渡そうとしていますが、なかなか受け取ってくれる人がいません。
特に、センスの悪そうな美的感覚に欠く配布物及び配布者に対して、受け取るどころか避けているようにさえ見えます。

先日東京駅近くの新丸ビルで待ち合わせがあり、少し早めに着いたのでビル内を散策していて、とても驚かされました。このビルの外は、人が閑散としているのに、このビルの中は、女性客を中心に活気に満ち溢れていたのです。
センスのいい個性的なショップが並び、空間もぜいたくに使われていました。休憩のためのスペースがたっぷりとあり、豪華なソファも無料で利用できました。

ここでふと考えさせられたのが、eラーニングにおいてもセンスというものが重要なのかもしれない、ということでした。
それは、教材を制作するにしても、システムを構築するにしても、サービスを運営するにしてもです。
無料だからeラーニング教材を受けてくれるというのももちろんありませんし、どぎつく広告をセットにするのも失敗でしょう。

重要なポイントは、「センス」です。

重すぎず、軽すぎず、早すぎず、遅すぎず、まじめ過ぎず、ふざけ過ぎず、おとなし過ぎず、でしゃばり過ぎず、かと言って中途半端ではなく個性的で、受けての感覚を呼び起こすような「センス」です。

「eラーニングセンス」これからの重要なキーワードになるかもしれません。
posted by M.TOIDA at 10:53
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2007年05月22日

「はしか」に負けた高等教育

eラーニング本音でトーク その55

若い世代の間で、はしかが大流行しています。首都圏の大学などの休講も相次いでいます。

その休講を決定した大学のホームページには、「麻疹(はしか)による休講ならびに出席停止措置について」というような告知がされており、各学校の対応が示されています。

そのお知らせは、休講期間を伝え、基本的に外出を控え、自宅待機を指示するところまでがほとんどで、休講中の具体的な学習指示を行っている大学を見つけることはできませんでした。

自分が学生だったら、合法的に休めるのだからラッキー!と考えたかもしれません。

しかし、これは大変なことだと今の私は思います。

初等、中等教育ではなく、高等教育なのですから、学生がそれぞれ勉強することを考えるでしょう、と建前ではあるのかもしれませんが、たぶん現実的には、ほとんどの学生は勉強をしないのではないでしょうか。

一人を見れば、1週間から2週間程度の休みであっても、影響のある学生数は、数十万人以上いると思われるので、掛け算をして面積として捉えると、学生たちが失った学習機会総量は、膨大になることがわかります。

この影響は、きっといつかどこかに現れ、将来の日本に悪い影響を及ぼすと思います。

大学サイドとして、「こればっかりはどうしようもないではないか」と言えたのは、過去のことです。
現在は、eラーニングというシステムがあるのですから。

今後、現代人の免疫力の低下や未知のウィルスの発生により、今回のような感染症による休講は、大学の持つリスクとして考えていくべきでしょう。

大学の告知の中には、「学部学生・大学院生は、毎日大学のHP(ホームページ)を確認し、自宅待機すること。」と記しているものもあり、インフラ的にはインターネットは家庭で使えるという認識が大学側にあることを伺わせます。

もう一歩進めて、「休講中は、当校のeラーニングサイトにアクセスして、指定のコースを受講しておいてください。」とか、「○月○日 10:00より、○○先生の講義をインターネット配信しますので、指定の時間に○○にアクセスしてください。」となれば大学としても責任は果たせることになるでしょう。


実際に麻疹にかかった人もいるので、大幅な学習進捗の差を作ることは難しいところもあるかもしれません。
しかし、大学としての危機管理対策としても、eラーニングはもっと注目されてもいいと思います。
posted by M.TOIDA at 17:56
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2007年05月08日

一つ習得、eラーニング教材

eラーニング本音でトーク その54

少年野球チームで、子供たちに野球を教えています。その子供たちに野球を教えるステップというものがあります。野球は、投手が投げて始まるわけで、このボールを投げるという方法を習得させることが一番大切です。

私がコーチ成り立てのころは、ただ

 「しっかり相手の胸に向ってボールを投げなさい」
 「しっかり集中して投げなさい」
 「やる気あるのー」

なーんて声を掛けていました。
声をかけると子供たちは顔を赤くして頑張るものの、一向にうまくなりません。
「ダメかな〜」、と思いたくなるところで、

 「まてよー、教え方が悪いんではないか」

と自省しました。

確かに、子供は頑張っている。でも投げ方が本当にわからない、ということがわかってきました。そこから、野球書を読みあさり、ボールの握り、肘の位置などチェックポイントを自分なりに50ほどあげて、子供たちがクリアできていないチェックポイントの一つ一つをアドバイスするように心がけました。一気にたくさん言ってしまうと、混乱してしまうので、一日一つずつのアドバイスです。ただし、その日は子供たちが投げるときに必ず呪文のように注意する点を唱えさせてから、投げさせました。

すると、一旦はよくなりますが、残念ながら次週には忘れてしまいます。でも、根気よく、矯正する点を意識させながら、トライさせると、前回よりも短時間で矯正ができ、だんだん呪文を唱えなくても無意識のうちにチェックポイントをクリアできるようになってきました。

eラーニングにおいても、よくばってたくさんのことを一度に教えすぎてしまうことが多いように思えます。教える方は機械ですから、問題ありませんが、受講者の頭がパンクしてしまうかもしれません。

習得すべきテーマや、現在の習熟度等により、どの程度の密度で教えるかは異なるかとは思いますが、思い切って、

 「一つ習得、eラーニング教材

というのもいいかもしれません。意外と各分野において基本の数というものは少なく、またそれをしっかり習得すれば、応用ができるというのはどの分野でも言えることかもしれません。
posted by M.TOIDA at 10:56
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2007年04月16日

リアルとバーチャルのギャップ

eラーニング本音でトーク その53

リアルとバーチャルのギャップを考えるなんてナンセンス。リアルでないものがバーチャルであり、その逆も然りだからです。

eラーニングの導入は、リアル教育の一部をなんとかバーチャル教育で置き換えができないかという活動とも言えるでしょう。例えば、先生が直接生徒に、ホワイトボードやテキストを使って、身振り手振りを交えて熱弁するものを、いろいろなIT技術を使って、PCスクリーン上で展開する形にするという感じです。

eラーニング専門の会社にいながら、いやいるからこそ、このリアルからバーチャルへの変換の難しさをつくづく感じます。

2ケ月ほど、マレーシアの日本人学校に通う小中学校生に、算数、国語を教えてきました。他の案件の仕事があったのですが、お手伝いで担当しました。
私自身、高校での教師経験があり、教えること自体にそう抵抗もなく、むしろ教えるという熱意に燃えていました。授業準備をしっかりして、想定質問も考えて、ちょっとした小話も用意して臨みました。

しかし、最初は

「前の先生がよかった。面白かった。帰りたい。」

とぶつぶつ言って、なかなか授業にのってきません。自分が彼らとの距離を縮めようと、いろいろ質問したりすると、

「そんなのもしらないの?○○先生は何でも知ってたのに。」

という始末です。こんな関係では、どんなに一生懸命教えても、子供たちは、授業を理解してくれない、とちょっと自信をなくしました。

しかし、1ケ月目、2ケ月目と過ごすうちに、それぞれの子供たちの個性も見えてきて、子供たちも前の先生の印象が薄れたのか、だんだんとなついてきました。すると、自然に授業も思い通りに進むようになり、子供たちの表情もとてもよくなってきました。

最初のうち、手を抜いていた訳でもなく、また奇抜な工夫をした訳でもなく、子供たちとの信頼関係は少しずつ築かれていきました。上記の現象を可能にした理由のひとつが、「時間」であると考えます。もちろん、私の方で手を抜いていい加減に振舞っていたら、いつまでたっても、両者の関係はうまくいかなかったでしょう。

時間とともに相手のことを知り、相手も私のことがわかってきたからこそ、信頼関係が生まれたのだと思います。

さらにこの信頼関係の中で、安心感や安定感が生まれた結果、教育が成立したのだと認識しました。リアルな現象とは、一見非科学的、非効率的な中に真理があるものだとも思いました。

eラーニングシステム、eラーニング教材もこのことを無視すると、教育的効果は上がらないかもしれません。現在の無機質なeラーニングは受講者のことを何も知らず、時間がたっても、誰がどのくらいの時間勉強したか、何点取ったか程度しか理解することはできません。

Web2.0とか新しい概念や次々と生まれるIT業界ですが、結局は人の心に訴えかけるものでなければ、単なる技術屋の自己満足に終わってしまうでしょう。

技術的にはどう実現するか今は見当もつきませんが、受講者との信頼関係を時間とともに築くことができるeラーニングシステムこそが、完成の域に達したeラーニングシステムと言えるかもしれません。

posted by M.TOIDA at 17:42
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2007年01月09日

eラーニング学習におけるストレス

eラーニング本音でトーク その52

現代社会は、ストレスとどうつきあっていくかが大きな課題となっていますが、eラーニング学習時においてもストレスを感じる時があります。
いくつか思いつくところを列挙してみましょう。

 ・字が小さかったり、多すぎている。
 ・音が小さかったり、早すぎたり、遅すぎたり、クリアでない。
 ・自分が期待していた学習内容とズレやギャップがある。
 ・内容が易しいのに勝手に次に進めない。
 ・内容がおかしかったり、矛盾がある。
 ・色使いがおかしい。
 ・学習していてもわからない。
 ・とにかくおもしろくない。
 ・ただただ受身で情報を受けている。
  などなど
 
通常ビジネス上のストレスの場合、自分でストレスの原因を取り除いたり、取り除けなくても、ストレスを軽減するように工夫できることが多いのですが、受身のeラーニングではそうはいきません。
教材の仕様を勝手に学習者が変更できないからです。作り手は、教材作りに一生懸命なのですが、ついつい視野が狭くなり、学習者の使い勝手をおろそかにしてしまうことがあります。

普段ストレスに囲まれているのに、eラーニングでさらにストレスをかけてしまっては、ビジネスの効率はかえって悪くなってしまうでしょう。
ですから、「ストレスをかけない」教材という切り口で、教材の品定めをするのもよいかもしれません。

教材の内容によりますが、普段のストレス解消法を利用して、ブレイクタイムページでは美しい緑の光景にせせらぎの水の音を流したり、テストの点数により、架空の買い物を思う存分楽しめたりするなど、工夫をしてはいかがでしょうか。他にも、教材の中で運動ができるなど。ちょっと大げさ?いえ、
「さあ、ここでキーボードから手を離し、背筋を伸ばしてみましょう。」
などがあってもいいかもしれませんね。

2007年もSATTは「ストレスのない教材作り」に努めて参ります。
どうぞよろしくお願いします。
posted by M.TOIDA at 17:17
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