『教育とITで企業の経営を革新』
駿台グループのITラーニング専門企業 SATT (エスエイティーティー) が明日をサポートします。

2008年04月01日

SATT、オフィスのフロアを倍の広さに拡張

eラーニング本音でトーク その70

SATTは、現在のオフィスのフロアを夏に拡張する予定です。現在Webデザインチームを中心に、新レイアウトを検討しています。フロアの広さは倍ほどとなります。

大きな目玉は、現在の録音スタジオとは別にビデオスタジオを設置する点です。現在Flashベースアニメーションを利用した教材が多いのですが、最近、話者が映像で出演して説明するタイプの教材が増えてきました。FlashやSilverlightを利用して映像を配信するタイプの教材は今後、増えてくると見込まれます。そこで、安くスピーディに映像を教材作成できる環境を整備したいという訳です。

また、Webの最新技術を教えるm-Schoolですが、そのクラスルームを現在の2ルームから4ルームに拡張する予定です。既存の人気コースに加えて、新しい講座をどんどん展開していく予定です。

スタッフの増員も図ります。夏に向けて、10名ほどの増員計画を予定しています。

以上の拡大ができるのも、eラーニングの需要が確実に増えているからこそです。

これからも、お客様に創意工夫に満ちた品質の高いeラーニングソリューションを提供して参ります。

2008年度のSATTにどうぞご期待ください!
posted by M.TOIDA at 14:46
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2008年03月05日

個人情報保護教育におけるeラーニング

eラーニング本音でトーク その69

2008年2月28日(木)に、SATTはプライバシーマーク取得に関わる現場査察を財団法人日本情報処理協会(JIPDEC)の方から受けました。

プライバシーマーク制度は、日本工業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」に適合して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を認定して、その旨を示すプライバシーマークを付与し、事業活動に関してプライバシーマークの使用を認める制度です。

この査察の詳細を書くことはできないのですが、なかなか厳しいものでした。ただ、指摘は数点で、これは修正しなければなりませんが、個人情報保護の運用は全体的にはよくできているという評価を受けました。

上記の日本情報処理協会のWebサイトに、「経済産業分野の事業者における個人情報の保護に関する取組み実態調査2008」が掲載されました。これは、経済産業省の委託により財団法人日本情報処理開発協会が実施した調査結果です。この調査結果を見ると、企業の個人情報保護に対する取り組みを把握することができます。

いくつか、かいつまんで見てみましょう。

「従業者教育はどのように行っていますか」の回答は、[内部研修会/セミナーの開催:82.3%]が最も多く、eラーニングの実施は、28.3%と他の教育手段と比べて低いものとなっています。さらに、昨年の調査でもeラーニングの実施は、同じく28.3%となっており、個人情報保護教育におけるeラーニングの普及は伸び悩んでいると言えるでしょう。

「個人情報の安全管理対策として、特に対策が遅れているのはどの対策か」の回答は、[従業者に対する教育/訓練の実施等の人的な安全管理対策:33.6%]の回答が最も多くなっています。

現場査察においても、従業員教育をどのように行っているのか、というチェックを受けました。eラーニング教育を行い、オンラインテストは合格するまで受けさせていると、受講結果データを見せながら説明したところ非常にスムーズにその部分の査察は完了しました。

eラーニングは、このような従業員教育に非常に有効であるにもかかわらず一般には普及していないのが実態。やはりeラーニング導入に問題点が多いと考えざるを得ないでしょう。この点についてSATTも真剣に考えなくてはならないでしょう。
posted by M.TOIDA at 05:46
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2008年02月19日

SCORM アセッサコミュニティ会議でSilverlight教材 を紹介

eラーニング本音でトーク その68

2月15日(金)に開催されたSCORMアセッサコミュニティ会議で、MicrosoftのRIA技術であるWPFとSilverlightについて話をさせて頂きました。

会議は技術者の集まりということもあり、終始静かな雰囲気で、総勢25名ほどでした。

話は「eラーニングにおけるMicrosoft のRIA技術の可能性」と題して、WPFを使った制作事例の紹介やSilverlightを用いたSCORM対応教材の制作方法について説明をさせて頂きました。

WPFの事例は、某専門学校様のコンテンツを紹介しました。この専門学校様は歴史のある学校のため、ビデオが豊富に存在しており、それらを効率的に大画面に再生したいというご要望がありました。

また、お客様自身でメンテナンスをしたいことや、ビデオからエンコードしたAVIファイルを編集なしで使用したいことなどを総合的に考慮して、MicrosoftのWPF技術を採用するに至りました。

後半は、まずMicrosoft Expression Blend 2 December Previewを用いて簡単なSilverlightコンテンツの作り方を紹介しました。Blend2でコンテンツのフロントを制作し、ロジック部分をJavaScriptでコントロールする形でした。

その後、SATTで制作したSCORM 1.2対応のeラーニング教材を紹介しました。この教材は、動画とスライドが表示される形のもので、ボタンを押すと動画の画面サイズを大きくしたり、小さくしたりすることができます。

動画再生中にこれだけレスポンスよく拡大縮小できるのは、Silverlightならでは実現できるものでしょう。

また、Silverlightは、GUI部分をつかさどるxamlファイルとJavaScriptファイルが連携して動いているので、SCORM規格との相性も抜群です。JavaScriptでSCORM教材を作るのと同じ要領でSCORM対応Silverlight教材を制作することが可能です。

今までは、表現豊かなeラーニング教材制作といえばFlashが常識でした。今後はケースによってはSilverlightを使って制作という選択肢もあるでしょう。Silverlightは現在のバージョンは1.0ですが、今年の秋には2.0にバージョンアップします。

そうなるとMicrosoft Visual Studio 2008でロジック部分を開発でき、JavaScriptに加えてC#やVisual Basicを用いて、複雑な仕様を持つ教材を制作することができるようになります。

eラーニングにおいても、Flashに加えて、Silverlightの動向もウォッチしておくべきでしょう。
posted by M.TOIDA at 11:08
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2008年02月06日

eラーニング界にも芥川賞、直木賞を!

eラーニング本音でトーク その67

今年1月に発表された第138回芥川賞(正式には芥川龍之介賞)は川上未映子さんの「乳と卵」が受賞作となり、第138回直木賞(正式には直木三十五賞)は桜庭一樹さん「私の男」が受賞作となりました。どちらの著者も若い女性ということで、大いに話題になりました。

両賞とも第1回が1935年ですから、73年の歴史があり、日本の文芸界の文化の象徴ともいえる賞でしょう。

eラーニングにもeラーニング大賞というものがありますが、まだ第4回ですし、街を歩く100人に聞いても知っている方はまずいないでしょう。

eラーニング大賞は、経済産業大臣賞、文部科学大臣賞、総務大臣賞、厚生労働大臣賞、審査委員会特別賞がありますが、企業や大学における自前のeラーニングの実践に対して評価しています。

出展作品のシステム上の工夫は割と細かくチェックされていますが、質については、案外ざっくり「内容も高品質ある」調で片付けられているように思えます。

デジタルコンテンツというくくりでは、コンテンツ自体を評した賞は数々ありますが、eラーニングコンテンツとしてふさわしい賞というとすぐには思い浮かびません。

ということで、eラーニングにも、誰もが認めるeラーニングコンテンツに精通した審査員6、7名で選ぶeラーニング版 芥川賞、直木賞を開設してはいかがでしょうか。そのために、個人がeラーニングコンテンツを制作して、発表できる場が必要かもしれません。うーん、スポンサーが現れれば、SATTがインフラを提供するのですがー。どなたかご一緒しませんか?

Captivateなど使いやすいオーサリングツールも手に入れやすくなりましたので、上手に募集すればきっと多くの方が応募してくださるように思えます。
よし、この賞を本気で考えてみましょうか!?
posted by M.TOIDA at 14:31
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2008年01月08日

eラーニングで企業の不祥事をなくせ!

eラーニング本音でトーク その66

2007年は、企業の不祥事に関する事件が多かったように思います。
特に食品関連の賞味期限の偽造や、原材料の偽りなどは私たちの食に対する信頼を大きく損なうものでした。

それらの不祥事は、個人的なものではなく、組織ぐるみで行われたものが多くありました。

営利至上主義で走ってしまったのが一番の原因であると思いますが、企業活動が非常に厳しい世の中になっているのも背景にあると思います。大量消費の時代に比べてモノは売れなくなっており、そのため価格転嫁もできず、コスト削減を極限まで追及しなくてはなりません。

コスト削減のために、教育や研修にあてる時間がどんどん少なくなっていることでしょう。

モラルやコンプライアンスの教育を受けなかったり、企業理念や企業の社会的責任を理解せずに単に忙しく働いている、働かされているケースが多くなっているのも一連の不祥事の要因の一つと考えられます。

先ほど打ち合わせをした方の話では、

「以前は2年間かけて、企業研修を行っていたけれど、今では2時間しか与えていないのです。」

ということがありました。

確かに、研修や教育は、すぐには企業としての成果に結びつかず、コストもかかり、関係スタッフの作業を増加させます。

しかし、ここを省略してしまうと、中長期的には、企業の不祥事を生じさせてしまったり、企業を衰退させてしまうことになることでしょう。
世界屈指の経済大国と言われたころの日本は、教育にもっと熱心であったはずです。

これからは教育や研修をないがしろにせず、もっともっと企業における研修や教育をクローズアップしなくてはならないでしょう。

もちろん、集合教育も必要です。加えて、ITを使った教育を行うインフラを整えることはこれからの企業においては不可欠でしょう。つまり、eラーニング形態での企業教育は、企業において必須のソリューションと言えるでしょう。

SATTにはそのインフラを揃えるすべてがあります。是非お問い合わせください。
「ラーニングが経営を変える」・・・SATT
http://satt.jp
posted by M.TOIDA at 17:21
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2007年12月04日

「思いは招く」を実践する北海道の植松さんの講演を聞いて

eラーニング本音でトーク その65

植松電機(北海道赤平市)専務であり、民間宇宙開発企業カムイスペースワークス(CSW)の代表取締役である「植松 努」氏の講演を聞き、深く考えさせられました。

植松さんは、民間ベースでロケット開発などの宇宙に関する事業を営む傍ら、子供たちを会社に招待して、ロケット作りを体験させたり、ロケットエンジンの燃焼実験を見学させるなど、教育について高い関心を持っている方です。

講演は90分でしたが、密度は濃く、ふだんぬるま湯にいる大人たちをはっとさせる内容でした。

植松さんは、小学校の頃から学校の一般の勉強は今一つだったそうですが、飛行機が大好きで、独自に流体力学の勉強をしたり、精度の高い飛行機の模型を製作して過ごされたそうです。

中学校の進路相談で「飛行機やロケットの仕事がしたい」と言ったところ、「ばかじゃないの?お前の頭で出来るわけないだろう? というか、この町に生まれた段階で無理だわ」と進路の先生に言われたそうです。

しかし、その仕事に関わりたいという信念を曲げず、大学で機械工学を専攻して流体力学を学び、宇宙関連企業で飛行機やロケットの表面を流れる空気の様子の分析や画像化に携わったそうです。

そこで

「15年先をみた設計をせよ。相手と同じ土俵に乗るな。武人の蛮用に耐えよ」

という設計思想をたたき込まれ、現在のビジネス哲学の基盤となっているとのことでした。

その後、父親の会社をサポートするために、北海道赤平に戻り、特殊マグネットの開発を手がけ大成功を収めます。また子供の頃の夢が湧き上がってきます。

ある時、児童虐待の被害者が暮らす札幌近郊の施設を慰問したことが、植松さんに大きな転機を起こします。ここにいる以外にも同じような児童がたくさんいることにショックを受けます。
子供たちのために、社会のために、自分にできることは何なのか自問自答し、行動されています。子供たちを呼んで、ロケット教室を開催しているのもその一つです。

植松さんは、企業のあり方にも講演等を通じて苦言を述べています。
『企業は、「最終的な教育の場である」にも関わらず、不信を前提とした契約を結んだり、消費者がバカであること良しとして、金儲け主義のビジネスを展開している』と。

植松さんの会社の社員は、大卒は少数派で、ラーメン屋をやっていて転職してきた方などいろいろな人が働いており、言われなくても徹夜をしてしまうほど、好きなことに打ち込める人たちが集まっているそうです。

植松さんは、「10年後には、建設コスト1/10の建築システム、食費1/2、大学の授業料がゼロの社会を作っています。」とおっしゃっていました。今の経営者でそこまで考えている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。


最後に印象に残った言葉を教えてくださいました。
それは、「CAN DO!」です。やれるという意ですが、これは「感動」とも読めると。
不可能そうに見えるものを無理といった瞬間に、思考は止まり何も起こらないとおっしゃっていました。


子供たちのために、そして社会に貢献できる会社をめざし、遠い宇宙を近くにしてしまう会社を経営する植松さんの姿勢はとても勉強になりました。

エスエイティーティー株式会社は植松さんの会社の足元にも及びませんが、教育に携わる企業である以上、志高くありたいと思います。
posted by M.TOIDA at 16:31
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2007年11月20日

☆が3つのSATTです!?

eラーニング本音でトーク その64

2007年11月19日、レストラン格付けで有名なミシュランが、ついに「ミシュランガイド東京」を発表しました。この書籍である「ミシュランガイド東京 2008」は、22日発売とのことで、格付けの詳細が楽しみなところです。
この格付けは、☆の数で表現されていますが、その☆の数の定義は、

一つ星 そのカテゴリーで特に美味しい料理
二つ星 遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
三つ星 そのために旅行する価値がある卓越した料理

ということです。

企業においても格付けが行われていますが、小さな会社では雲の上の話のような気もします。

そこで、この3つの☆の定義をeラーニングに関わる企業に無理やり当てはめてみました。

一つ星 eラーニングのある分野において、特に優れた企業
二つ星 eラーニング業界で、特に依頼すべき技術をもつ素晴らしい企業
三つ星 eラーニング業界で、名指しで依頼すべき卓越した技術を持つ企業

ここで使っている技術は、単にテクノロジーだけではなく、そこに勤めるスタッフの力やオリジナル製品も含んでいます。

ある評論家は、

一つ星は、腕が優秀でなければとれない。
二つ星は、才能がなければとれない。
三つ星は、哲学をもっていないととれない。

と解説していました。うーん、なるほどとうなってしまいました。

SATTにおける哲学とは何でしょうか?
それは、現在「ラーニングが経営を変える」、「Sense of Learning」が表現しているものです。
今それを実現すべきSATTのスタッフ全員がもがいています。

☆をとったあるお店は、その日その日の旬な素材で、お客様毎に異なる料理を提供することをしているとのことでした。
SATTも、旬な技術をお客様のニーズに合わせてタイムリーに提供するということが大事であると思います。

いつかお客様に「☆が3つのSATTです!」と胸を張って言えるような会社になれるよう努力して参ります。

posted by M.TOIDA at 14:49
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2007年10月22日

「堀川の奇跡」をeラーニングでも

eラーニング本音でトーク その63

あまり、テレビはみないのですが、帰宅してたまたまついていたテレビの番組が、NHKの「仕事の流儀」。
京都の市立高校「堀川高校」の奇跡の学校改革についての番組が放映されていました。

京都で難関大学に合格するには、私立の進学校に行くというのが、常識となっていましたが、この堀川高校は、荒瀬克己校長の下、大改革を行い、京都大学への進学実績が“全国指折りの進学校「堀川の奇跡」”とまで呼ばれるまでになりました。

特色は、普通科に加えて、「探求科」というコースが設けられており、生徒が「知りたい」と思ったことを徹底的に勉強できる環境が整っています。この探求科では、まるで大学の研究室のように生徒が自由研究課題を定め、各人の課題を深く掘り下げて研究するということをしています。

これには、受験勉強の目的ではなく、生徒の「知る」喜びを体感させる目的があるということです。生徒は、各自の課題を大学でさらに追究したいとか、学ぶ喜びを知ったということで、他の科目も一生懸命に目的意識を持って勉強するようになるとのことでした。

また、国際会議のような大きなイベントを生徒のみで運営させるなど、通常の学力以外の力を身に付けさせるシステムが用意されているのも特色です。

優秀な生徒を集めているから当たり前の結果だなどという批判もありますが、堀川高校のここ何年かの難関大学進学実績は尋常ではありません。

出演した荒瀬克己校長は、人情味があり、子供たちに真正面に接し、強い信念を持って、子供たちを強力にバックアップしていました。校長曰く、「校長の仕事は黒子です」ともおっしゃっていました。

現在のeラーニングにおいては、情報を伝えるというのが精一杯で、「知る」喜びを体感させるようなものはまだ存在していないのではと思います。インターネット自身は、ある意味で「知る」喜びを体感させるシステムであると思いますが、利用する側が目的意識を持って活用しないと、単なる時間の無駄になってしまうかもしれません。

「知る」喜びを体感させるeラーニングシステム、構築してみたいですね。

すべては 君の「知りたい」から 始まる(堀川高等学校ホームページより)
posted by M.TOIDA at 15:50
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2007年09月25日

教育システム情報学会 第32回全国大会を終えて

eラーニング本音でトーク その62

2007年9月12日(水)〜14日(金)、長野県の信州大学工学部で教育システム情報学会第32回全国大会が開催されました。
SATTは、下記の2点の学会発表を行いました。

  • 「 平成18年度草の根eラーニング・システム整備事業における一モデル事業の実践報告」(大学生を対象とした将来の自分が好きになるキャリア教育の開発実証)
  • 「GUIを重視したSCORM 2004対応オープンソースLMS「Attain3」の開発」(SCORM 1.2対応からSCORM 2004対応へバージョンアップした「Attain2」 )
特に、Attain3の発表は注目を集め、50人ほどの方にご覧頂き、質問もたくさん頂きました。技術的な質問も多くありましたが、オープンソースでAttain3をリリースする企画そのものに賛同してくださり、応援してくださる発言には本当に勇気づけられました。

初日のe-Learningシステム技術特別委員会の「e-Learningコンテンツの著作権と法的問題」も興味深い話でした。
基本的には大学教育においては、極力自由に使いたい、使える環境を作ろうという方向での議論でしたが、いつでも、どこでも学習できるeラーニングとあって、この問題については、識者の間でも微妙に意見が分かれていました。

ともあれ一番大切なのは、著作権者に対する利用者の姿勢ということでした。オリジナリティを尊重し、引用に礼を尽くしているという気持ちを著作者に伝えるようにすることが大切とのことです。

最終日のパネルディスカッション「e-Learningをビジネスにするために」も最後のセッションながらとても盛況でした。
出演者の個性的でリアルな発言は、e-Learningにおけるビジネスモデル構築の難しさを、聴衆の方々は感じたのではないでしょうか。

個人的には、次々に現れる無料インターネットサービスの波はe-Learningの世界にも押し寄せ、LMSやコンテンツのライセンス販売のビジネスモデルは危うくなっており、高付加価値なeラーニングサービスでビジネスを組み立てる必要があると強く感じました。

来年は、熊本大学で開催されるとのこと。今eラーニング業界でもっとも熱い大学なだけに非常に楽しみです。
posted by M.TOIDA at 18:02
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2007年09月11日

ワールドクラスのWebデザインチーム

eラーニング本音でトーク その61

SATTのWebデザインチームを紹介しましょう。正確には、Webデザイン事業部という名前があります。

その統括は、読者の皆様にはおなじみの「たいちょ」です。「たいちょ」は、SATTのWebマスターであり、SATTのニューコンセプトである「SENSE of Learning」における、センスマスターでもあります。Mr.SATTと言っても過言ではないでしょう。「疲れを知らない子供のように・・・」という古い歌がありますが、膨大な仕事を明るく、エネルギッシュに裁いていきます。そして、とにかく情報通。新しい技術を裏サイトまで駆使して手に入れて、スタッフに有益な情報を流してくれます。もちろんSEO対策のプロであり、SATT関連サイトの検索サイトにおけるランクの高さにはいつも驚かされます。

そして、ベテランTさん。お客様にデザインに複数提案しますが、「たいちょ」デザインに勝つこともしばしばのデザイン力抜群のエクスパート。それは、きっと優れた女性感覚に加えてユーザー視点感覚の確かさなのかもしれません。集中力も人一倍優れており、周りで何か騒ぎが起こっても気がつかないこともあるそうです。

もう一人は、昨年入社した女性のTさん。今まで、イラストを書いた経験がさほどないといいながら、猛勉強、猛努力で今やTさん制作のキャラクターは引っ張りだこ。パンフレットもマンガ調を取り入れ、今までにない斬新な広告方法を確立しました。
二人のTさんは、メルマガの編集長も兼ねており、幅広いスキルが要求される仕事についています。


SATTは、プル型営業が主体であり、案件のほとんどは、Webを見て問い合わせがくる形です。
この三人の力はSATTにとって非常に重要なものとなっています。

「たいちょ」が言っていました。仕事量が多くて、出社したくないときもあるのでは?と問うと「ぜんぜんそんなのことないですよ。だって、二人の優秀なTさんのお陰で自分なんか楽させてもらっちゃってますよー。」いやー、楽ではないと思うのですが・・・

これからのWebチームの活躍にどうぞご期待ください!
posted by M.TOIDA at 13:57
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