受講管理システムの開発や、サンマーメンの布教を担当している


サンマーメンは神奈川県のご当地ラーメンで、簡単に説明すると野菜あんかけラーメンです。美味しいですので、ぜひ入信してください。
さて、開発者が一番食べるべきものはサンマーメンですが、
一番鍛えるべきものはコミュニケーション能力です。
開発者は口下手なイメージを持たれることが多いです。
しかし実際は、ITに詳しくない方にも理解していただけるようなわかりやすい説明が求められるなど、コミュニケーション能力を必要とする場面が多くあります。
今回はこれまでに読んだ本や、受講したビジネス研修の中から、なるほど!これはためになる!と思った考え方を3つご紹介します。
1.日本語は、主語や目的語を省く文脈依存型の言語である。
日本語の「愛してる」は、英語の「I love You」と異なり、主語「私は」と目的語「あなたを」を省略することがあります。
省略された主語や目的語は、文脈から聞き手が補完することでコミュニケーションが成り立っていますが、間違って伝わるリスクが非常に高いです。
開発者同士でも、口頭で「あれ確認しといて!」ではなく、チャットやメールで「○○さん、○○プロジェクトの項目No.1について、○月○日までに対応お願いします」というような正確なコミュニケーションをしています。
2.言葉によるコミュニケーションは、99%以上の情報が圧縮されている。
たとえば、「先週、旅行に行きました」と言った場合、旅行に行った何時間・何日の体験を、たった数秒で伝えています。
99%以上の情報が省略されているため、重要な情報が省略されていることも多くあります。
「システムがうまく動きません」というお問い合わせをいただいた場合、「何をしようとしましたか?」「どこまで進めましたか?」「画面には何が表示されていますか?」のように、会話のキャッチボールを通じて、消えた情報の復元をしています。
3.人間は好きな事しか受け入れられない。
人間は論理だけでなく感情で判断してしまうことが多いので、嫌いな人と話していると、正しいことを言われても頭に入ってこないそうです。
逆に、信頼している人や好きな人からの話の場合、「君が言うならそうするよ」となることも…。
円滑なコミュニケーションができるよう、普段からの誠実な対応で、好感度・信頼度アップを心がけています。
デジタルな虫と、アナログな人間
虫などのフェロモンによる意思疎通は電子信号のため聞き手に依存しませんが、人間の言葉は複雑かつ曖昧なコミュニケーションで聞き手に依存します。
話すことが本職ではない開発者ではありますが、上手な話し方を研究したり、普段からの人間関係構築に気を配るようにしています。
サッカーの「攻撃参加できるディフェンダー」や、野球の「打てる守備職人」はとても魅力的。
開発者なら「喋れるエンジニア」を目指していきたいですね。
私が開発している受講管理システムは、集合研修とeラーニングをまとめて管理できるツールで、社員教育に関する日々の手作業を削減するお手伝いができます。
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