Adobe Creative Suite 3 日本語版(CS3:アドビ クリエイティブスイート3)が発表されました。
■Adobe Creative Suite 3(アドビ システムズ)■Adobe Creative Suite 3(CS3:アドビ クリエイティブスイート3)日本語版 発表(エムスクール風な何か、)■Adobe Creative Suite 3(CS3)発表:アドビ史上最大のリリース、出てこいや!(エムスクール風な何か、)アドビ システムズが「過去25年の中で史上最大のリリース」と位置づけたCS3は、
Photoshop、Illustrator、Flash、Dreamweaverなどの主要な制作ツールがすべてバージョンアップしました。そこで今回はこの
CS3がeラーニングをどこまで変えられるのか!?を簡単に予測してみたいと思います。
■Adobe Flash CS3 Professional(アドビ システムズ):フラッシュCS3 プロフェッショナルPhotoshopやIllustratorからシームレスに読み込み可能になったことは制作側としての大きなポイントの一つですね。今まではPhotoshopやIllustratorから一度ファイルに書き出したり、コピー&ペーストしてもうまくいかないケースがありました。しかし今後シームレスになることで、デザイナーとフラッシュクリエイターとの作業分担がスムーズになりそうな気配です。
デバッガの機能がアップしたところも、地味ながら効率化に一役買いそうです。eラーニングのコンテンツはテスト問題や得点計算など、ActionScript(アクションスクリプト)を多用する場面が多いので、不具合を迅速に修正できるのはとても助かります。
■Adobe Dreamweaver CS3(アドビ システムズ):ドリームウィーバーCS3Spry(スプライ)が搭載されました。SpryはAjax(エイジャックス)用のフレームワークで、ブラウザー上でリッチなコンテンツを作成することが可能になります。
■Adobe After Effects CS3(アドビ システムズ):アフターエフェクトCS3最近のeラーニングコンテンツでは、映像による解説が多く見られます。After Effectsを利用することで、映画のようなSFX効果を簡単に付けたり、話者とコンテンツをダイナミックに合成したりできます。
■Adobe Premiere CS3(アドビ システムズ):プレミアCS3上記After Effectsは映像に特殊効果を付けるツールですが、こちらのPremiereは長いシーンのビデオを編集する際に活躍します。After Effectsとの連携が強化されたので、余分なファイルをエンコード(ビデオファイルに書き出し)する必要がなくなるようです。
■Adobe Ultra CS3(アドビ システムズ):ウルトラCS3ブルー(グリーン)スクリーンの前に人が立って撮影し、背景と合成することで非現実的な場面などを作成できるツールです。一般には「クロマキー」とよばれますね。解説がメインとなるビデオでのeラーニングでは、活躍する機会が増えそうです。
■Adobe Soundbooth CS3(アドビ システムズ):サウンドブースCS3の個人的な意見ですが、eラーニングは音楽にもっと力を入れるべきだと思います。たとえば映画でも、音楽がなければ感動も何もありません。逆に音楽を聴いただけで、胸にグッとくることもあると思います。
感動も学習も、記憶のひとつです。「勉強に音楽は必要ない」などと思わず、積極的に効果のあるサウンドでeラーニングできれば、と考えています。
で、このSoundboothですが、サウンドファイルの編集はもちろんですが、オートコンポーザ(自動作曲)機能が魅力的です。またFlash用のアニメーションキューも設定できるので、曲に合わせたコンテンツが簡単に作成できそうです。
■Adobe CS3 Device Central(アドビ システムズ):CS3デバイスセントラル携帯用のコンテンツは、今後eラーニングにおいて重要視されるのは間違いありません。時間があるときに、いつでもどこでもさっと勉強…は、理想的な学習のひとつでもあります。Device Centralを利用することで、CS3での統合的なモバイルコンテンツ制作環境を得られるようです。
また今回のCS3から、バージョンアップするためのアップグレードポリシーが変更されます。アップグレード対象が過去3バージョンまで、となりますのでご注意ください。
■アップグレードポリシー変更について(アドビ システムズ)