こんにちは。ミッシェルです。
”学ぶ”ということは、特別なことではない、何気ない日々の生活の中にこそ
存在するのだというコンセプトのもと、
日常で学んだことをお知らせするこのコーナーですが、
今日は秋らしくしっとりと少し真面目にセンチメンタルな気分で
つい最近、尾崎豊氏について学んだことを語りたいと思います。
先に断っておきますが、私は特に今も昔も尾崎大ファンというわけではありません。
そして今回、尾崎氏について深く、多くを語るつもりはありません。
(彼の生き様については多くの著書が出版され、
また何よりも熱狂的なファンの方々がネット上でとても熱く語られていますので
その中に加わるなんておこがましいことはできません。)
ただ、急に訪れたかと思えば すうっとあまりに足速に去っていく朝靄のように
私の心を一瞬にして捕え、虜にしてしまった少年の話をしたいと思います。
学生時代、いつの間に周りの男子が「尾崎、いいよなあ〜」なんて
盛り上がっているのを耳にしてはいましたが、(ううっ年がばれる!)
特に興味を持ちませんでした。
「卒業や」「I love you」などの歌をよく知っているのは、カラオケで
必ず誰かが歌い、盛り上がるからです。
そんな私が今回、今更ながら何故尾崎?
というのは、
先週ミュージックステーションを何気なく観ていたら尾崎裕哉氏が歌っていました。
そう、豊氏の息子さんです。
裕哉氏の歌を聴くのはこれが二回目。
はじめて見たのは、9月のMステウルトラフェスでした。
皆さんご存知の名曲「I LOVE YOU」を歌う姿がとても印象的でした。
なんて表現すればいいんでしょう?
聴いていて清々しい気持ちにさせてくれる歌声でした。
父親である豊さんから高音がよく通る澄んだ声を受け継ぎ、
でもなんかもっとこう、抑揚された繊細さ、包まれているような優しさを感じました。
「あ、なんかいいな」
彼の父親である豊氏には感じなかった魅力=好感を感じたのです。
何だろう?それは何故だろう?
疑問に思うと追及しないといられない性分の私は、
まずは尾崎豊を知るショートトリップ(ネット上の)に出たのであります。
まずは、改めてyoutubeで豊氏のライブ映像を観てみました。
改めてというか、歌っている豊氏をじっくり観るのは ほぼ初めてのことです。
それでやけに納得しました。
「なるほど、弱冠20才でこれだ。人気が出るわけだ。」
「巷の20才のほとんどの男の子たちは、ニキビ面で、話もつまんなくてとってもダサいのに
合コンでどうやって女の子と知り合って寝ることができるかなんていうアホなことばかり
考えている。
でも豊氏には華がある、美しさがある、自分がある、カリスマ性がある、すごいなあ。」
(20才の男の子たちのみなさん、ちょっと極論ですいません。怒らないでください。)
ただ、私にはぐいぐいくる感じ、さらけ出しすぎる感じ、うなるような歌い方が
どちらかというと苦手だと感じました。
(これは好みの問題なので、豊氏を否定しているわけではないのでご了承ください。)
聞いた話では、まだ名もない頃、豊氏はライブで7mの高いところから飛び降り、
骨を折りながらも のたうちまわりながら歌ったことがあるとのこと。
「すごい情熱だとは思うけど、恐いな。」
警戒心なのでしょうね。危ない、こいつに近づくと、はまると危ない、
私の本能が彼を避けます。
そう思っていたところ、youtubeで豊氏が16才の時にとあるオーディションを
受けた時の動画に目をとめました。
「そうか、オーディションなんて受けていたんだ。どんなんだったのだろう?」
興味本位でその動画を再生した私は衝撃を受けます。
そう、オーディションで歌う16歳の尾崎豊に一瞬のうちに心を奪われたのです。
彼は「ダンスホール」というオリジナル曲をギターを弾きながら軽やかに歌い始めます。
そう、軽やかなのですよ。ほんとに。
夕日を背に窓辺にもたれかかり、心地よく歌っている、
そんな彼の姿がそのまま浮かんでくるようでした。
16才という年齢特融の少し儚い、でもまっすぐに響く美しい声。
音の一つ一つをとても丁寧に歌いあげ、上手さはすでに完成されている。
それでいて気負いもなく、無理を感じさせない自然体、
ただ、歌が好きなんだということがとてもよく伝わってくる。
一回聴いただけで引き込まれるメロディーライン。
遠くを見つめる うるんだ瞳。
こんな16才、いる???
絶賛してしまいましたが、少しでもご興味がありましたら
こちらをご覧ください。
youtubeの動画は
こちら調べていくと、この「ダンスホール」という曲は多くのファンからも愛されていて、
また、豊氏の最後のライブの最後の曲にもなったらしいです。
セカンドアルバムにも収められているというので、ライブバージョンもCD曲も全部聴いて
みましたが、(便利な時代ですねえ、全部youtubeで観ることが聴くことができます)
私は16才の「ダンスホール」が、一番好きでした。
というかこの16才の「ダンスホール」だけが好きなのかもしれないです。
かくして1日のうちに10回以上聴きました。
う〜ん、何度聴いてもちょっとドキッとさせられ、でも心地よい。
こうなったもうトリップが止まりません。
16才からさらに遡り
13才時に中学の文化祭で歌った さだまさしさんの『縁切り寺』(←しぶい!)と
『雨やどり』もyoutubeやニコニコ動画で聴くことができました。
『縁切り寺』『雨やどり』← ニコニコ動画で検索してみてください!とてもかわいい。必見です。
まだ声変わりしていない高い声。実は音の高低が激しく難しいさだまさし氏の歌を
音の1つ1つをとても丁寧に情感をこめて歌っている。
一生懸命さがかわいい。
ファンの方はすでにご存じなのかもしれませんが
豊氏は、子供のころ さだまさしさんのファンだったのですね。
もうこうなると私はすっかり豊氏に夢中になっていました。
まるで恋をした時のように熱を帯びて。
この続きを書くとやたら長くなってしまうので
今日はこの辺で続きはまた後日に書きたいと思います。
to be continued