インストラクショナルデザインは
「分析」→「設計」→「開発」→「実施」→「評価」
のPDCAサイクルである事は前回述べましたが、最初の「分析」はサイクルの最初の工程であることからとても重要な作業です。
eラーニングの教材作成の場合、顧客からの依頼の際、既に教材の内容・範囲・対象者、形式などが決まっていることが多く、これらを確認することからはじめますが、この時点であまり学習教材をeコンテンツ化する上での分析がなされていないケースがあります。
既にeラーニングを導入されて多くの教材を制作している会社様ではコンテンツガイドラインのような共通要求仕様があり、どのような環境下でどういった形式でコンテンツ化するのか決定しているところもありますが、学習内容をどのような目標設定をして、その構成をどうするかなどは、既存テキストの焼き直しレベルであることも少なくありません。
制作する学習コンテンツによって分析に要する時間も変わってきますが、この部分を意識して進めることで運用開始後の評価・改善の作業も生きてくるわけで、当初より期待される結果が得られる近道になると考えます。
SATTでは分析に際していろいろなレベルのヒヤリングシートを通して分析や評価を行っています。
一部の例として教材の評価用チェックシートをサイトに掲載していますのでご参考まで。
チェックシート
2008年03月19日
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