開発部だより 第18回
以前から「Silverthorne」のコードネームで呼ばれていたインテルの低消費電力CPU。今月3日に正式に「Atom」として発表されました。リリースを見てみると、25平方mmのダイに4700万個のトランジスタを集積。
TDPは0.6〜2.5Wと、現在メインストリームとなっている「Core 2 Duo」の35Wを大幅に下回っています。それでいて最大1.8GHzでの駆動が可能と、モバイル機器には理想的なCPUに仕上がっているようです。
チップの映像を見ると、ほんとに小さいですね。このサイズなら、大抵のモバイル機器や携帯電話に入りそうです。早速、ウィルコムも新モバイル端末を発表しました。まだまだ情報は少ないですが、Windows Vista搭載はトピックではないでしょうか。
PCと同じOSが動作することは、(動作速度や解像度の違いはありますが)コンテンツ開発の上でもソースが共有できるため、大きなメリットとなります。
この端末が携帯電話となるのか小型PC端末となるのかはまだわかりませんが、楽しみなマシンになりそうです。