eラーニング本音でトーク その67
今年1月に発表された第138回芥川賞(正式には芥川龍之介賞)は川上未映子さんの「乳と卵」が受賞作となり、第138回直木賞(正式には直木三十五賞)は桜庭一樹さん「私の男」が受賞作となりました。どちらの著者も若い女性ということで、大いに話題になりました。両賞とも第1回が1935年ですから、73年の歴史があり、日本の文芸界の文化の象徴ともいえる賞でしょう。
eラーニングにもeラーニング大賞というものがありますが、まだ第4回ですし、街を歩く100人に聞いても知っている方はまずいないでしょう。
eラーニング大賞は、経済産業大臣賞、文部科学大臣賞、総務大臣賞、厚生労働大臣賞、審査委員会特別賞がありますが、企業や大学における自前のeラーニングの実践に対して評価しています。
出展作品のシステム上の工夫は割と細かくチェックされていますが、質については、案外ざっくり「内容も高品質ある」調で片付けられているように思えます。
デジタルコンテンツというくくりでは、コンテンツ自体を評した賞は数々ありますが、eラーニングコンテンツとしてふさわしい賞というとすぐには思い浮かびません。
ということで、eラーニングにも、誰もが認めるeラーニングコンテンツに精通した審査員6、7名で選ぶeラーニング版 芥川賞、直木賞を開設してはいかがでしょうか。そのために、個人がeラーニングコンテンツを制作して、発表できる場が必要かもしれません。うーん、スポンサーが現れれば、SATTがインフラを提供するのですがー。どなたかご一緒しませんか?
Captivateなど使いやすいオーサリングツールも手に入れやすくなりましたので、上手に募集すればきっと多くの方が応募してくださるように思えます。
よし、この賞を本気で考えてみましょうか!?