eラーニング本音でトーク その63
あまり、テレビはみないのですが、帰宅してたまたまついていたテレビの番組が、NHKの「仕事の流儀」。京都の市立高校「堀川高校」の奇跡の学校改革についての番組が放映されていました。
京都で難関大学に合格するには、私立の進学校に行くというのが、常識となっていましたが、この堀川高校は、荒瀬克己校長の下、大改革を行い、京都大学への進学実績が“全国指折りの進学校「堀川の奇跡」”とまで呼ばれるまでになりました。
特色は、普通科に加えて、「探求科」というコースが設けられており、生徒が「知りたい」と思ったことを徹底的に勉強できる環境が整っています。この探求科では、まるで大学の研究室のように生徒が自由研究課題を定め、各人の課題を深く掘り下げて研究するということをしています。
これには、受験勉強の目的ではなく、生徒の「知る」喜びを体感させる目的があるということです。生徒は、各自の課題を大学でさらに追究したいとか、学ぶ喜びを知ったということで、他の科目も一生懸命に目的意識を持って勉強するようになるとのことでした。
また、国際会議のような大きなイベントを生徒のみで運営させるなど、通常の学力以外の力を身に付けさせるシステムが用意されているのも特色です。
優秀な生徒を集めているから当たり前の結果だなどという批判もありますが、堀川高校のここ何年かの難関大学進学実績は尋常ではありません。
出演した荒瀬克己校長は、人情味があり、子供たちに真正面に接し、強い信念を持って、子供たちを強力にバックアップしていました。校長曰く、「校長の仕事は黒子です」ともおっしゃっていました。
現在のeラーニングにおいては、情報を伝えるというのが精一杯で、「知る」喜びを体感させるようなものはまだ存在していないのではと思います。インターネット自身は、ある意味で「知る」喜びを体感させるシステムであると思いますが、利用する側が目的意識を持って活用しないと、単なる時間の無駄になってしまうかもしれません。
「知る」喜びを体感させるeラーニングシステム、構築してみたいですね。
すべては 君の「知りたい」から 始まる(堀川高等学校ホームページより)
社内研修に活用させてください
よろしく願います。
使用したく、提供していただけませんでしょうか
HDに録画したのですが、既に消去してしまいました。
あしからず、ご了承ください。