こんにちは!茸です。
いつの間に2021年も半分を過ぎてしまいましたね。
去年に続いて今年の前半期もコロナ禍で大変でしたが、まだ終息する気配はないどころか、また感染拡大しそうな雰囲気でもあるようです。
そんな中、マイクロソフトより、Windows10の次期OSである、「Windows11」が発表されました。
公式の発表前から、Windows11の情報が様々なところで出ていましたが、そのたびに私は「あれ、Windows10が最後のWindowsじゃなかったっけ?」と思っていました。
ただ、実際のところは、「Windows10は最後のWindowsだ」という話は少なくともマイクロソフト公式の話ではなく、社員の一人がイベント中にそのように話しただけのようです。
詳しくは、以下のサイトで紹介されています。
〇Windows11のシステム要件
さて、新しく発表されたWindows11ですが、そのシステム要件も話題になっていましたね。
詳しくはマイクロソフトの公式サイトを確認していただくのが早いですが、ここでも主だったものを簡単に紹介すると、
@1GHz以上で、2コア以上の64bit互換のプロセッサ
A4GB以上のメモリ
Bセキュアブート有効のUEFI
CTPM2.0対応
となっています。
〇CPUとUEFI
@ですが、具体的には、Intelでは第8世代以降のCPUが、AMDではZen+世代以降のCPUが条件になるようです。どちらも比較的新しい世代のCPUなので、既存のPCでは多くがWindows11に対応しないということになりそうです。
また、現時点ではCPUの対象範囲を見直しているということで、もしかすると第7世代やZen世代といったCPUも対象になるかもしれません。
Bの「UEFI」は、PCやサーバー上でOSが起動する前に、ハードウェアの状態を確認し、それからOSを起動させるというファームウェアで、BIOSの代替にあたるものです。
このUEFIは、「セキュアブート」という機能を持っています。これは、これから起動させるOSやソフトウェアが、信頼できるものか、あるいは不正に改ざんされたものではないかを判断する機能です。仮に、これから起動させるOSが信頼できないと判定された場合、OSは起動しません。
このセキュアブートを有効にしていない、あるいはUEFIではなくBIOSが入っているPCではWindows11をインストールできないということになります。
〇TPM2.0
そして、Cの「TPM」は、PCのストレージ(HDDやSSDなど)を暗号化するときに、その鍵を生成したり保管するためのモジュールです。
物理的なチップとしてPCに搭載されていることもあれば、UEFIと同じようにファームウェアとして搭載されていることもあります。この「TPM」の最新のバージョンが「TPM2.0」です。
「TPM2.0」は最近のPCであれば搭載されていることが多く、逆に、古いPCでは「TPM1.2」という、少し古いバージョンのものが搭載されていることもあるようです。もちろん、「TPM1.2」ではWindows11に対応しません。
こうしてみると、Windows11はそれまでのWindowsに比べ、セキュリティにうるさいOSだというように見えてきますね。
ただ、ハードウェア側のセキュリティ機能が向上している以上、ソフトウェア側がそれらの機能を前提にするのは良いことではないかと思います。結局それがPC自体のセキュリティの向上につながるのですから。
システム要件に関する詳しい情報については以下のリンクをぜひご覧ください。
〇最後に
他にも、Androidアプリを動かせるようになるなど、色々と気になる機能がありますが、実際に触ってみるのも良さそうです。
現在、マイクロソフトでは「Windows Insider Program」でWindows11のプレビュービルドを公開しています。
私も、将来の社内のPCの入れ替えに備えるために、早めに触れてみたいと思います。