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初めての共通テストが終わり、その結果を基に国公立の志願大学が決まる時期です。前例のないコロナ禍で医療現場は激務となっている現状、国公立大学医学部の志願状況はどうなったのでしょうか。
駿台予備学校が調べた国公立大学医学部の志願状況の表を見ると、2015年以降、志願者数は年々減少していましたが、前期日程の志願者数は1万4773人。昨年の1万4742人と比べると31人増加と、7年ぶりにわずかながら増加に転じました。一方、後期日程の志願者数は、愛媛大学と香川大学が後期日程を廃止したため、昨年より294人減少しました。
これだけ医療現場がひっ迫し、大変な現状が伝えられる中、医学部の志望にほとんど変化がないのはなぜでしょうか。
実はもともと、高校生の文系、理系の選択は景気に左右されやすいのです。一般的に理系の方が就職に強いと考えられています。そのため、好景気には文系が増え、不景気になると理系が増える傾向があります。
コロナ禍で、安定といわれていた鉄道業が壊滅的な打撃を受けていることに始まり、日経平均は高止まりではあるものの、業績が悪化した企業は数多くあります。
あくまで予想ではありますが、ここ半年で景気が悪くなってきていることから、安定した就職先を見込める理系、ひいては医学部は志望者が安定していたのでしょう。医療従事者の活躍を見て、社会に貢献したい、という大変に志の高い志願者もいるのかもれませんね。
受験は自らの学力のみならず、受験科目選択、志望校選択といった様々な選択が大きく合否を左右することになります。
志願倍率が低かった大学が、次年度は倍率が3割も増えたり、また逆に倍率が高かった大学は次年度に減少したり…と増減を繰り返す大学、学部もあります。
かくいう私も、志願した大学の倍率が前年は5倍ほどであったのに、自分の受験した年度は9.8倍になってしまった経験があります。
マーケティングでも、受験でも、自分の実力を適切に把握し、「勝負する場を選ぶ」ターゲティングがいかに重要なのかよく分かるお話です。
医療系大学 教育支援システム (ESS)
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