今年、2020年9月3日、Adobe Presenter 11.1のサポート期間が終了となります。
(Adobe Presenter 10は2019年6月22日までで、すでに終了しています)
→Adobe製品 テクニカルサポート期間
11.1の提供開始からほぼ3年と、だいぶ短かかったですね。
けっこう長い期間Adobe Presenterでeラーニングコンテンツを作ってきて、たくさんお世話になったので、終わってしまうのがとても寂しいです。
Adobe PresenterはPPTを手軽にアニメーション付き・音声入り・動画入りのコンテンツに変換できるという良いソフトでした。
初期はswfへの変換のみでしたが、時代の流れに合わせてhtml5に対応したコンテンツを書き出すことができるようにもなり、タブレットやモバイル機器での学習にも対応してきました。
もちろん、細かい部分をカスタマイズできない点や、html5書き出しで画像がぼやける等の気になる点はありましたが、いつかバージョンアップでより良くなっていくものだと思っていました…。
このAdobe Presenter、日本語版で作成するとコンテンツのパブリッシュ時に一部ファイル等が日本語で書き出されてしまいます。
この状態でZIP化したパッケージファイルをLMSにアップロードしようとすると、ファイル名がひっかかってLMSに登録することができません。
今さらですが、これを解消する方法です。
「スライド〇.PNG」という日本語ファイル名と、それを参照する表記の部分をローマ字表記に書き換えます。
以下のファイルにはカタカナ表記の「スライド〇.PNG」というファイル名が含まれているので、ローマ字表記の「slide〇.PNG」等、日本語を含まないファイル名に変更します。
・metadata/ACAP.json
・data/html/Project.js
※ナビゲーション表示用の「スライド」表記のところはそのままでOKです。
・imsmanifest.xml
そして、画像ファイル名を上で変更したのと同じ名称に変更します。
・data/resources/ha内の画像名
このようにすれば、ZIPファイル内に日本語名が含まれなくなり、LMSへインポートできるようになります。
サポート終了まで残りわずかですが、もう少しの間Presenterコンテンツを作っていきたいと思います。
Adobe製品でこれに代わるソフトは今のところないようで(Captivateが近そうです)、今後PPTをeラーニングコンテンツ化していく場合は別の手段が必要ですね。
SATTではPPTからeラーニングコンテンツに変換するツールやテンプレートをご用意しています。
またSATTの学習管理システム「学び〜と」はLMSですが、コンテンツ管理だけではなく、コンテンツ作成の機能も搭載しています。
コンテンツ作成にお困りでしたら、なんでもご相談ください。
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2020年02月10日
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