開発部だより 第408回
今日は、リスクのお話を少し。
本日、5月だというのに、最高気温が30度ですって、毎年、暑くなっていますね。
紫外線は、夏場よりこの時期の方が強いらしいので、皆様、気をつけて下さい。
その昔は、そんな事気にもせず、外を飛び回っていたのにね。
人間の紫外線対策は、帽子をかぶったり、日傘をさしたり、サングラスをかけたりします。
物理的に防ぐ事が可能です。
でも、植物は、紫外線がガンガン降り注ぐ中で暮らしています。
大丈夫なの?
大丈夫じゃありません。
植物のリスク管理を見てみましょう。
紫外線は、人、植物を問わず、からだに当たりますと、「活性酸素」という物質を発生させます。
これが、諸悪の根源です。
「活性酸素」に対抗する為に、植物は、「ビタミンC」、「ビタミンE」などをつくります。
その他に植物が作る「抗酸化物質」として、「アントシアニン」と「カロテン」があります。
名前を聞いた事がある方もいるかもしれませんが、これらは花の色を出す色素に係わる物質です。
アントシアニンは(+酸性で青系、+アルカリ性で赤系)、カロテンは橙、黄色の色素です。
植物はこれらの物質で、大事な花や実を守っています。
高山植物の花の色が美しいのは、強い紫外線に抗する為で、平地では美しく咲いてはくれません。
我々は、植物が生成した抗酸化物質を戴く事により、紫外線に対抗する力を得ます。
植物に感謝ですね。
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