2019年04月23日

「学び」が変われば「働き」も変わる!

いつもは落語や映画の話ばかりで、ちっともアカデミックな話題がないと揶揄されているベフです。今回は、それを払拭すべく(笑)、ちょっとお堅い失業率やら、求人倍率なんかについてのお話から。でもこれ意外と重要なんで、できるだけ分かりやすく書いてみますね。

1. 採用難の時代


直近の調査では、遂に完全失業率が2.3%まで低下しました!これって実は凄いことなんです。完全とは、働ける人達の中でって考えてください。働ける人が100人いたら、働けない人はたった2.3人しかいないってことなんですが、働けても、まあ今はいいやって方も中にはいますから、この数字は働きたい人はほぼ全て働ける状態と考えられます。平成の31年間で、ここまで低下したのは、バブルまっただ中の平成元年から4年までの4年間(H2とH3で最低の2.1%を記録)だけで、逆に平成14年の5.4%など、5%を超える年も5回も経験しています。

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もちろん失業率は低い方がいいに決まっています、労働者にとっては。日銀の量的緩和が功を奏したわけですね。量的緩和とは、簡単に言ってしまうと、世の中にお金をじゃぶじゃぶにしてしまおうという政策です。お金がじゃぶじゃぶなら生産が拡大し、雇用が増加し、失業率が低下するという単純な構造です。ちまたでは日銀の量的緩和政策は、ターゲットとする2%程度のインフレが達成されていないと批判されていますが、インフレターゲットは飽くまで指標でしかなく、目的の一つである失業率の低下が達成されているわけですから、叩かれなくてもいいのではとは思います。
安倍さんも、2月6日の参議院予算会議で「量的金融緩和をやらなかったら、失業率ずっと高かった。」と答弁してますよね。

しかし、会社を経営する立場からするとこれは大ごとです。つまり、人手不足を生むからです。
では、翻って求人の方も見てみましょう。一般的に使われているのは有効求人倍率です。これは、全国のハローワークの有効求人数を、有効求職者数で割ったものです。つまりこの値が1を上回っていれば、採用難、1を下回っていれば、就職難というわけです。

下のグラフをご覧いただければわかるように、平成18年度から下降し、1を下回っていた求人倍率が、0.5を下回った平成21年度を境に反転上昇し、平成26年度には1を上回り、直近平成31年2月には1.63倍にまでなっています。これもまた凄い数字です。これを上回るのは高度成長期時代の1973年、1.76倍ですが、あの好景気に浮かれたバブル期ですら1.4倍程度だったのですから。

人を雇いたいという希望が163人あれば、応募してくる人は100人だけで、63人もの人が採用できない時代だということです。実に4割近くの採用ができない状態ですね。

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では、企業の経営者はどうすればいいのか?高い賃金や、厚遇など、他社に負けない条件を提示して自分のところに来てもらわなくてはなりませんよね。でもちょっと待ってください。新規採用の人だけを厚遇で迎え入れたら、今まで苦楽を共にして頑張ってきてくれた会社の人に不満や、新しい人との間に軋轢が生じませんか?

そこで重要となってくるのが、既存社員のレベルアップです。

2. 社員教育の重要性


10人でやっとできる仕事を受注してきたのに、社内には9人しかいない。しかも外部から人の補充は出来ないとなれば、みなさんどうします?しかもこの4月からは働き方改革で、有給は消化させないとならない、時間外勤務は削減しなくてはならない。もう八方塞ですよね。

なら、解決策はひとつなんじゃないですか?一人一人のスキルレベルを上げて、みんなが1.1人分、一人にはもう少し頑張ってもらって1.2人分の仕事を、従来と同じ時間でやってもらう。そう、しかし、これって何にも無しでできるはずはないですよね。

当然ここで必要になってくるのが、教育であり、学習です!

古き良き時代には、OJTといって手取り足取りで教えてもらうこともできましたよね。
みんなでぞろぞろと会議室に集まり、講義、講習を聴くなんて学習方法もありましたよね。
でもどうですか、今そんな余裕はありますか?

OJT、素晴らしい教育制度ですよね。僕も新入社員の頃、優しい先輩お姉さんに手取り足取り教えていただいて今があります。でも、もう今は後輩に教えてあげられる時間が無いのが現状です。自分の仕事にカリカリしながらなんて、とっても人様に教えられるような状況にはありません。

会議室の集合研修なんかも、昔は業務時間外にみんなを集めて、1時間くらい拘束し、性質の悪い上司になんか当たった日には、これは自分たちの勉強であって仕事ではないと時間外すら付けさせない企業もあったのでは?まあ今なら完全にアウトですけどね。

そこで必要となってくるのが、「学び方」の改革ではないでしょうか?
eラーニングを導入すれば、
 @ 好きな時に、好きな場所で勉強できる
 A 一々聞かなくても、理解不足なところは反復学習できる
 B 教える方も、1回コンテンツを作成してしまえば、同じことを教えることが不要
 C コンテンツを自分で作ってみることにより、自分自身のレベルアップに繋がる
 D 誰が学習したか、してないかが一目瞭然で把握できる
 E みんなの理解度について把握することができる etc.
とよいことばかり。


「学び」が変われば「働き」も変わる!

少しでもご興味を持っていただいた方、この解決策を直接聴きに来てみませんか?
SATTは5月29日(水)〜31日(金)、
東京国際フォーラム(有楽町)で開催される「ラーニングイノベーション2019」に出展いたします。

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ラーニングイノベーション2019」では、
弊社クラウド型 eラーニングシステム「学び〜と」など、eラーニングに関するシステムや製品をご覧いただけます。

また、eラーニングに関するお問い合わせもいつでも受け付けております。
posted by ベフ at 14:50
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