開発部だより 第405回
ここ数年、WordPressによるサイトの作成を受けることが多くなりました。
通常のサイト作成に比べると、結構手間がかかります。
・クライアントのユーザ登録と権限の付与
・管理画面のカスタマイズ
・クライアントが更新するためのテンプレート作成(入力画面も)
他にもご要望に応じて、通常のサイト作成にはない作業が発生します。
でも、いったん作ってしまうと、日々更新するページはお客様が行うので、その後の作業は楽になります。
例えば商品カタログ的なページも、お客様から提供されるCSVファイルを読み込ませると、一気に出力できます。
問い合わせフォームやSNSとの連携もプラグインを使えば、簡単に実現できます。
なんだ、簡単なのかと思っていると、導入にあたってはPHPの知識が必要です。
「ログインするユーザごとに管理画面のメニューを変更したい」
「特定のユーザにちょっとした権限を追加したい」
「プラグインで作成したフォームの設定を変更したい」
これらはPHPで設定ファイルに記述しないといけません。
また、何でもかんでもプラグインを導入するのではなく、簡単な機能ならPHPで作成することができます。
ネットで調べると、たいていの解決策は見つかりますが、完全にマッチすることはマレです。
単にソースをコピペするだけでは解決しません。そのソースに何が、どういう順番で書かれているか理解することが必要です。
そんなときに手元に置いていると便利なのが、この本。
PHP 逆引きレシピ(翔泳社)
アマゾンはこっち
ネットだと、今知りたいことしか調べませんが、本には目次があり、体系的に把握することができます。
この本の優れているところは、具体的に○○したいということがTIPSとして収録されているところです。
自分のようにWordPressを動かすために限定的な知識が必要なケースでは重宝しますし、
ある程度プログラムを書ける人にも、これから勉強するぞという人にもたぶんお勧めできます。
レシピで思い出しましたが、先週、こんな本を買いました。
世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ
本を手に取ってもらえればわかるのですが、プロセスと調味料の入れるタイミング、火加減が非常にわかりやすく表現されています。