開発部だより 第403回
OLIONです。
開発事業部の中でも私は運用業務を主に担当しているのですが、その中の「往復はがき宛名印刷業務」の中で経験したことについて書きます。
年に1回、大量の往復はがきに宛名を印刷する業務を受注しているのですが、印刷するのに弊社で作成した印刷専用のシステムを使用しています。
印刷する準備として、先ず顧客から受領した住所データを、このシステムにインポートする機能があるのですが、それを実行したとき、エラーが発生してインポートできない状況になりました。
エラー内容としては、入力データはEXCELファイルなのですが、列項目が、1つ多いということでした。
EXCELで見た時は、最終列の次にデータはありません。
そこで、このEXCELファイルのデータを、CSVファイルとして書き出して、「メモ帳」で確認してみたところ、最終列項目の次にカンマがあり、その次の列が最終項目扱いになっている状態でした。原因を考えてみたところ、インポートデータには、1行目に見出し行が必要で、受領したデータにはそれがないため、その行を、他のEXCELファイルから行単位で挿入したためとわかりました。EXCELが、見出し行の最終列と思われた次にデータが存在すると認識していて、その見出し行に合わせて、2行目以降のデータ行にも、最終列の次にデータが存在するように認識してしまったようです。
そこで、見出し行を追加する場合は、行単位で挿入追加するのではなく、EXCELデータの先頭行を挿入で追加しておいて、見出し行を、1列目から最終列までの複数セルを選択後複写して先頭行に貼り付けることで、余計なデータがあるような状態にならずに済み、インポート作業も正常に終了しました。
エラーの原因解明は、すぐに分かったのではなく多少時間がかかりました。年に1回の運用のため、このようなエラー発生にすぐに対応できるため、今回の対応を操作手順書に詳細に追記しました。運用期間が短い場合もあり、また、他の担当者が行う場合も考慮して、円滑に運用できるためには重要と感じました。 以上