開発部だより 第375回
OLIONです。
開発事業部の中でも私は運用業務を主に担当しているのですが、今回は、試験運用の中で出力している帳票等の結果の検証のし方について述べます。
先ず、採点結果についての確認として、無作為に2名選択して、マークシートの解答肢を、手作業で入力して採点を行い、同じ結果かどうかを確認しています。
各問題の正解肢については、あらかじめ読み合わせして間違いないことを確認してありますが、システムに別の正答肢のファイルをセットしてないかの確認にもなりますので、実施しています。
また、各帳票に出ている平均値、最大値、最小値等の統計値については、手作業での比較は現実的に無理なので、ACCESSのテーブルに採点結果データをセットし、帳票に出ている値の全てについて、その値を算出するクエリを組んで同じ値かどうか確認しています。
比較する数値が少ない場合は、目視で同じ値かどうか確認しますが、多い場合は、帳票自体はEXCELで作成してありますので、クエリで表示された内容を、比較したい値の横の列に貼り付けて、関数を使って同じかどうかを確認することで、抽出したものだけの比較ではなく、全て同じ値であるかを検証しています。短時間に確認ができる点が最大のメリットです。
当然ですが、これらの検証のし方については、手順書を作成してそれに沿って確認しています。
試験運用結果の確認は、運用の中に手作業部分もあることから絶対大丈夫ということはないため、あらゆる方法で検証することが重要と考えて実施しています。
最後に、私事ですが、今回が、OLIONの最後の原稿になります。
ありがとうございました。