2017年01月06日

次期学習指導要領答申をちょっと読んでみた

開発部だより 第336回



こんにちは。
初夢は交通事故、2日目の夢では背後から何者かに刃物で刺された8Prinzです。
後で調べてみたら、交通事故は何かに焦っていることの暗示らしいですが
刃物で刺される夢は大金が入ってくる吉夢だそうです…
ということで、大金が舞い込んでくることを気長に待ちたいと思います。

さて、先月末に文科省から次期学習指導要領の答申が正式に公開されました。次の学習指導要領は、東京オリンピックから10年後を担うということで、全体的にその将来を見据えた内容になっているというのが所感です。

ざっと学校単位でみていきますと、
小学校
・中学年から「聞くこと」「話すこと」を中心とした外国語活動を扱う
・高学年から現在の外国語活動に「読むこと」「書くこと」の領域も加え、総合的な外国語活動を行う
・情報技術を活用する力、プログラミング的思考の育成

中学校
・外国語科における全国学力・学習状況調査を活用した指導改善サイクルの確立
・社会科におけるグローバル化への対応や政治参加
・防災等に関する学習の充実
・技術・家庭科技術分野におけるプログラミング教育の充実

高等学校
・指導要録の様式例見直し、観点別評価の充実
・「キャリア・パスポート(仮称)」等を活用した、キャリア形成指導の強化

教科・科目単位でみていきますと、各校の方向性が具体化されていきます。
例えば、高等学校では
国語
(共通必履修科目)「現代の国語」「言語文化」
(選択科目)「論語国語」「文学国語」「国語表現」「古典研究」
→必修科目を通じて、実用的な国語の能力を育成する

地歴
世界史必修を見直し
(必履修科目)「歴史総合」「地理総合」
(選択科目)「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」
→世界と日本の関係を多角的な視野で捉え、考察する

公民
(必履修科目)「公共」
(選択科目)「倫理」「政治・経済」
→現代社会の諸問題を理解し、国家・社会形成に積極的に参画する力を育成する

数学
「数学T」「数学U」「数学V」「数学A」「数学B」「数学C」に再編
→統計やデータ分析に関する学習の充実と数学の積極的に活用する態度を育成

理科
「理数探究基礎」及び「理数探究」を新設
→数学と理科の横断的なテーマに取り組む

外国語
「英語コミュニケーションT・U・V」を設定し、Tを共通必履修科目
外国語による発信能力を高める科目群として「論理・表現T・U・V」を設定
→能力評価の基準としてCEFRなどを参考

情報
(必履修科目)「情報T」
→全ての高校生がプログラミングによるコンピュータ活用スキルを身に付ける
(選択科目)「情報U」
→システムやデータの有効な活用方法、コンテンツの創造能力を育成

他にも、実技科目や特別活動、総合学習などの方針も示されておりますので、詳細はこちらでご覧下さい。

答申のなかでは、現在の学習指導要領が「教員が何を教えるか」に重点を置いていることに対し、次期学習指導要領では「(児童・生徒が)何を知っているか、何ができるようになるか」を重要視するとあります。教員には児童・生徒に各教科を学ぶ意義や学ぶことで養われる資質・能力を指導していくことが求められそうです。

e-ラーニングにもできることが出てくるはず…
教育に携わる者としては今後の動向にも注視していきたいと思います。

それでは、本年もSATTの新学習管理システム「学び〜と」を、どうぞ宜しくお願い致します。無料トライアルもございますので、ぜひお試しください!
posted by 8prinz at 10:10
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