開発部だより 第335回
OLIONです。
開発事業部の中でも私は運用業務を主に担当しているのですが、今回は、オンライン業務に付帯するバッチ処理のプログラムの改修を行って、本番移行をおこなった後に起こった出来事を紹介します。
改修後の本番移行については、プログラムだけでなく、プログラムを実行する際に使用するJCL(ジョブ制御言語)も修正が発生したため、本番移行する必要がありました。
プログラムの改修から本番移行まで2か月以上と、比較的長い期間を要しましたが、
その間に、そのJCLの中で指定している日付を指定しているパラメータの修正が行われていました。
それを知らずに、改修初期のころに複写したJCLについて修正を行い、テストJCLとして使用した実績があるため、そのJCLを本番JCLとして、移行しました。
このJCLは、月次処理で毎月1日に実行しますので、本番移行後に最初に実行したときに、日付パラメータが前の古い日付のままのため、通常より帳票に出てくる行数が多くなりました。
指定した日付以降のデータで抽出しているためです。
そのため、顧客からの問合せがきて発覚した次第です。
自分が修正しているJCLが定期的に日付パラメータの修正が行われていたことを全く知りませんでした。
今回はそれほど大きな影響はありませんでしたが、この失敗を教訓に、JCLの本番移行前には、本番JCLと比較して、特に即値で指定しているパラメータに変更がないか確認するチェック項目を追加しました。
また本番移行する際、移行する対象を一覧化してチェックしながら移行するのですが、その一覧を関係する会議で提示して第三者の確認(日付パラメータを修正した担当者がいるのですから)をしてもらう必要があることを痛感しました。
以上
OLIONの経験した・気づいたことシリーズ
○EXCELを運用で使用した際に経験したことについて
〇運用業務での手作業部分について
○データインポート処理で気づいたこと
〇バーコード読み取り作業で経験したことについて
〇EXCELを使用した際に経験したことについてPART3
〇試験運用業務で経験したことについて
〇試験運用業務で経験したことについてPART2
○データ作成業務で経験したことについて
○試験運用業務での経験したことについてPART3
○はがき印刷業務について
○運用業務開始前の個人情報の取り扱い確認について
○マークシート用紙作成業務について
○データベースの容量について