2016年05月30日

ニゴロの呪縛

開発部だより 第315回


今年すでに蚊に3回刺されました、開発部ジッパーです。

みなさん、“ニゴロ”ってご存じですよね。
そう、コンピュータ界でいうキリのいい数字、“”(通称“ニゴロ”)。

  1バイト = 8ビット = 2進数で256通り 

ってなわけでコンピュータに関する様々な制限に256の数字がでてきます。
カラー256色、SSD256GBなどなど。

当然、私が主に携わっているメインフレームの世界でも
二ゴロ様がどどーんと立ちはだかることが多いわけですが、
先日、このニゴロ呪縛のせいでトラブル対応に四苦八苦する事態が・・・。

あるシステムでDBの空き容量不足でデータが追加登録できないというトラブル発生。
当然、空き容量が十分にあることは定期的に確認していたので
なぜそんな急にいっぱいに!?と焦る私。
情報リストを出力して確認してみると、やっぱり容量の空きは一杯ある。
ではなぜ容量不足エラーが!?

リストの端っこに、これまでの容量の増分取得回数が表示されていたので
念の為数えてみる。えーと・・・123

 『123? ピンとこない数字だな。 256 じゃないし。』

そう思って華麗にスルーし他の原因を探る。
でもやはりコレだという原因が見つからない。

こんな感じでしばらくワーワーやっている間に、
上司が原点に返って分厚いマニュアルを読みあさっていると、
そこにひっそりと書かれた衝撃の一文を発見!

 『エクステント数の上限は123とする。』

コイツかーーッ!!となって急いで増分を調整、DB再編成して解決となりました。

なんで123・・・と恨み節の一つでも言いたくなるところですが、
(おそらくこれも7ビットでいくつか他で使ってという数字なのか...)
システムはニゴロが全て”と思い込んでいた自分に猛反省
マニュアルはきちんと読みましょう。

学び〜と』、6月1日いよいよサービス開始です
お問い合わせはこちらまで〜。
posted by ジッパー at 15:39
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