2007年05月22日

「はしか」に負けた高等教育

eラーニング本音でトーク その55

若い世代の間で、はしかが大流行しています。首都圏の大学などの休講も相次いでいます。

その休講を決定した大学のホームページには、「麻疹(はしか)による休講ならびに出席停止措置について」というような告知がされており、各学校の対応が示されています。

そのお知らせは、休講期間を伝え、基本的に外出を控え、自宅待機を指示するところまでがほとんどで、休講中の具体的な学習指示を行っている大学を見つけることはできませんでした。

自分が学生だったら、合法的に休めるのだからラッキー!と考えたかもしれません。

しかし、これは大変なことだと今の私は思います。

初等、中等教育ではなく、高等教育なのですから、学生がそれぞれ勉強することを考えるでしょう、と建前ではあるのかもしれませんが、たぶん現実的には、ほとんどの学生は勉強をしないのではないでしょうか。

一人を見れば、1週間から2週間程度の休みであっても、影響のある学生数は、数十万人以上いると思われるので、掛け算をして面積として捉えると、学生たちが失った学習機会総量は、膨大になることがわかります。

この影響は、きっといつかどこかに現れ、将来の日本に悪い影響を及ぼすと思います。

大学サイドとして、「こればっかりはどうしようもないではないか」と言えたのは、過去のことです。
現在は、eラーニングというシステムがあるのですから。

今後、現代人の免疫力の低下や未知のウィルスの発生により、今回のような感染症による休講は、大学の持つリスクとして考えていくべきでしょう。

大学の告知の中には、「学部学生・大学院生は、毎日大学のHP(ホームページ)を確認し、自宅待機すること。」と記しているものもあり、インフラ的にはインターネットは家庭で使えるという認識が大学側にあることを伺わせます。

もう一歩進めて、「休講中は、当校のeラーニングサイトにアクセスして、指定のコースを受講しておいてください。」とか、「○月○日 10:00より、○○先生の講義をインターネット配信しますので、指定の時間に○○にアクセスしてください。」となれば大学としても責任は果たせることになるでしょう。


実際に麻疹にかかった人もいるので、大幅な学習進捗の差を作ることは難しいところもあるかもしれません。
しかし、大学としての危機管理対策としても、eラーニングはもっと注目されてもいいと思います。
posted by M.TOIDA at 17:56
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