開発部だより 第284回
開発部だよりの執筆は久しぶりのたっくんです。
先週から今週にかけては、Flash Player のパッチ(7/8の18.0.0.203)※1 の不具合の為、非常にバタバタしていました。
最新版のFlash Player(18.0.0.209)で解消されていますが、弊社の製品 smart QUTE 2 が、パッチの影響を受けて、判定ボタンを押すとコンテンツが強制終了してしまう現象がGoogle Chrome をはじめ、IE、Firefoxでも発生する事が判明した為、原因調査してました。
7/9 昼時点で、Flash テクノロジーを使っている全てのコンテンツで発生するわけではない事が判明。
最近 Flash Player のアップデートが出ていないか確認すると、前日に「18.0.0.203」がリリースされている事が判明・・・一抹の不安がよぎった。
(以前、Flash Player の不具合でFlashテクノロジーを使用したコンテンツの大半が正常に機能しなかった件があった。)
案の定、Flash Player の自動更新対象外のマシンは、問題が発生していない事から、Flash Player のパッチによる影響の可能性が高い判断。
同じPCで、Flash Player を最新版にアップデート後、QUTE 2 で動作を検証するとエラーが発生。
調査を進めると、同じFlash テクノロジーを使用しているPREO 2 では、問題が発生しない事からFlash 全体が影響を受ける物では無いと推測。
また前回の不具合の際のようにニュースサイトには、今回の事がまだ報じられていない事から、不具合は限定的な物であると推測された。
そこで、海外のフォーラムにもエラー情報があるとの報告もあり、日本語版のみのエラーでない事も判明。
さらに調査が進むと、「ぼかし処理を行った際に発生するエラーの様に見受けられる」が、同じ処理を行っているPREO 2 では発生せず、Flash Player が行っている処理なので、結局原因が特定できないとの報告があり、ぼかし処理を行わないなどの一時的な対処方法しか手段がないとの事であった。
その為、総合的な判断として、「Flash Player の最新版にアップグレードしない」「最新版の場合は、アンインストール後、アーカイブからダウングレードする」、Adobe の対応を待つ事となった。
で、一昨日(7/14)の夕方から、ActiveX・プラグイン版のパッチ(18.0.0.209)がアップされたので、動作を確認すると、問題が解消されていたので、一応、一安心。
その後、昨日〜今日にかけて、ビルドイン版(ブラウザーに組み込まれている)もアップされているので、一応この問題は、終止符なのかな・・・と。
もしまだ最新版じゃない方がいらしたら、ダウンロードサイトから今すぐバージョンアップ!
弊社サイトの製品サポートページにも今回の現象について載っています。
ではでは、問題も解消されておりますので、引き続きSATT製品をよろしくお願いいたします。
※1 セキュリティーの脆弱性解消の為の修正パッチ。