ちょっと前のイベントですが、教育分野で日本最大と言われています「教育ITソリューションEXPO」に行ってきました。
アムロが、文教系ITセールスを担当してから一番の本格的な展示会です。
場所は、ビックサイトでかなりのスペースを使っていまして「盛大」の一言に尽きました。
来場者も3日間で3万人弱(それも同人複数回カウント無し)とのことで、人人人・・・・・。
人気のブースイベントは通路も「狭っ」といった人だかりなので、限られた時間で有益情報をGetするにはニュータイプの勘!・・・・は、やめて、テーマを絞ることに決めました。
アムロが、選んだテーマとは・・・・・。
「デジタル教科書」
さっそく、デジタル教科書の2大陣営をのぞいてみました。
〇CoNETS(共通インターフェース化を提唱する大手13社が設立)
今年の秋口から小学校用、2016年に中学校用、2017年に高校用の販売を予定とのことで、ブースでは、小学校と中学校の模擬授業を(タブレットは、WindowsのSurfaceを使用)拝見しました。
生徒の回答例を電子黒板に並べたり、教科書の要所で動画を起動したり、ポイント箇所のマーカー入れなど紙教科書と同じ感覚でより憶えやすくをアピールしていました。以下、製品のおまとめです。
・国際標準規格EPUB3準拠
・学校ライセンス(1本買うと学校内では、何台のPCでも利用可能)
・先生用(授業で電子黒板に投影する元データ)は、Windows版しかない
・価格、発売日が未定
〇東京書籍株式会社(凸版印刷グループの老舗出版会社)
電子書籍ビューワ開発に実績のある株式会社ACCESSと提携して電子書籍分野に力を入れていてブースでは、生徒向けデジタル教科書「まなデジ」を展示していました。
「まなデジ」シリーズは、iPad環境でのつかいやすさをアピールして高校生向けのデジタル教科書を中心にラインナップしています。以下、製品のおまとめです。
・Flashベースのコンテンツが主流
・一般価格とアカデミー価格を用意
・こちらも先生用デジタル教科書は、Windows版のみで種類も少ない
・AppStoreやWindowsStoreで実売していてCoNETSより先行している
2つの代表的なグループのデジタル教科書ですが、「先生用」と「受講者(生徒)用」のライセンス形態や対応OSや価格など、まだまだ市場形成がこれからといった印象でして、評価も「視覚的に理解し易くなる」とか「授業へ参加している意識が高くなる」という使い勝手の良さくらいしかコメントできないような段階と感じました。(時機を見て継続レポートかな〜と勝手ながら思っています。)
<後記>
学校ICT化でよく取り上げられる電子黒板についてですが、トレンドとして壁掛けプロジェクター型が人気で各ブースでも多く使われていました。(某プリンターメーカー製品が一番人気のようです。) by あむろ