アムロです。
教務システム??聞きなれない名称かもしれませんが、「教」=教育=学校向けのシステムです。IT業界では「文教」分野と称しまして近年、文科省が学校でのICT(Information and Communications Technology)活用を推進していることもあり、かなり盛り上がっているジャンルなのです。
当社のeラーニング製品「smart FORCE」も教育系。ぜひともキャッチアップしておきたい製品群でして「行きますシリーズ」の第3回は、教務システムのセミナーに行ってきました。
教務と言っても、学校の業務は多岐に渡ります。例えば、
・生徒情報を扱う「学籍管理」
・カリキュラムや成績を扱う「履修管理」
・登校、遅刻、欠席などを扱う「出欠管理」
・成績調査書などを扱う「進路指導管理」
他「保健管理」、「証明書」などなど・・・ようやく統合的なシステムの導入で、効率的な学校業務の運用が進む時代になってきたということでしょうか。
セミナーで実情を知ったのですが、学校業務は現状でもデータの管理や資料作成を手作業的にやっていて、未だに、前任の先生からの情報や昨年度の生徒情報を学校業務へ効果的に利用できないケースがほどんどだそうです。
先生の目線で考えると前任者のデータを活かして事務的な時間を減らし、その分を生徒とのコミュニケーションや授業の工夫を考える時間に費やすことができれば、生徒にとっても学校にとってもメリットのあるソリューションなのに、どうして、もっと早く導入されなかったのか不思議なくらいです。
ちなみに、システム屋としては、利用環境(インフラ)に興味が向きまして
@ C/S形式(ユーザPCに入れたMS-Access機能を利用するリッチクライアント型)
A WEBアプリケーション形式(オンプレミス型)
B WEBアプリケーション形式(クラウド型)
の3例を見ましたが、いずれも{メリット}:[デメリット]がありました。
@{カスタマイズ費安価&セキュリティ強}:[ユーザPC数に比例して管理工数増]
A{ユーザPC数増でも管理工数同じ}:[カスタマイズ費用高め]
B{A&サーバー管理工数減}:[カスタマイズ費用高め]
導入事例では、以下のような利用形態別で選択されているようです。
@校外からの情報アクセス利用が少ないと思われる小中高校
A学生・教職員の校外利用も考えられる大学や系列展開している私学校
B教育委員会主導などで都道府県単位に複数校へ一括導入するケース
今回は、製品解説じみた内容になりましたが、そこは・・「あむろ」ですのでご容赦を!
<付注>セミナーは、製品毎の個別開催でしたので特定の宣伝としないために商品名などは、割愛させていただきました。
2015年04月06日
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