開発部だより 第249回
夏休み取得のタイミングを完全に見失っている開発部ジッパーです。
甲子園で高校球児がエラーしてしまうのを見ると
『一生懸命やってるんだししかたないよ』とあっさり許してしまいますが、
システムではどんなに一生懸命でもエラーを許してはいけません。
そこで、データ入力システム等では必ず必要とされるエラーチェックですが、
どのような場合をエラーとするのか、どこまで細かくチェックするのかというのは
システム知識だけなく業務知識も必要で、全てを把握するのは簡単なことではありません。
そのため、実は入力チェックが足りておらず
本来なら有り得ないデータの入力を許してしまった!という事態が発生することも。。。
COBOLのエラーチェックで基本的なものとしては、
■ 未入力でないこと
IF 項目A = SPACE OR LOW-VALUE → エラー処理
■ 数字であること
IF 項目A NOT NUMERIC → エラー処理
■ 決められた文字列であること
IF 項目A = '1' OR '2'
THEN → 正常処理
ELSE → エラー処理
などが挙げられるのですが、これらだけで済む場合はほとんどなく
実は入力条件に範囲指定があったり、別の項目との組合せ指定があったりなど
システム担当者ではわからない条件がたくさんあったりするので、
ユーザーとの打合せ段階でしっかりとヒアリングしておくことが大切です。
先日はユーザーから、
“項目Aと項目Bの入力値が指定された組合せ以外の場合、AとBの両方を
入力エラーとするのではなくBだけをエラーにするのが実務的には正しい”
と指摘され、事前の確認不足を反省・・・
システム開発に思い込みは大敵
常にエンジニアとしての自分に対するエラーチェックを心掛けないといけませんね。
エラーに甘くないSATT開発部を今後とも宜しくお願い致します。