開発部だより 第241回
OLIONです。
開発事業部の中でも私は運用業務を主に担当しているのですが、その中でEXCELを使用して最近経験したことを紹介します。
ある試験システムの運用をしているのですが、顧客に最終的な帳票は、EXCELファイルに作成したものを印刷して納品しています。
プログラム(COBOL言語)を使用して、試験結果をファイルに出力して、その出力ファイルをEXCELのマクロで入力ファイルとして帳票の書式のEXCELシートに貼り付けるようにしています。
今回、帳票に変更がありテストをしたところ、EXCELの書式の中に入らず、書式が右にずらされていて、試験結果のデータだけが、左側に列が追加されて配置されてしまいました
調査したところ、貼り付けようとしたセルに値が入っているとかぶせることをせずにEXCELが列を追加して値をセットするためとのことでした。
EXCELのファイルが、初期のファイルではなく1度マクロを実行した後のファイルであったことが原因のようです。
初期のファイルで実行したところ問題なく処理されましたが、今後の改善点として再処理を行っても同じ結果が得られるようなマクロの修正が必要です
プログラムのテストで、
「同じ処理を繰り返し実行しても同じ結果が得られるか」
を確認することは重要と考えます。
エラー原因がすぐには想像がつかない例として紹介しました。
以上
以前の記事はこちら
○EXCELを運用で使用した際に経験したことについて
○データインポート処理で気づいたこと