開発部だより 第200回
OLIONです。
開発事業部の中でも私は運用業務を主に担当しているのですが、その中でExcelを使用して経験したことを前回に引き続きもう一つ紹介します。
以前、ある業務の中で顧客にプログラムで使用するマスタデータの修正を依頼した際、基になるデータをExcelで渡した際のことです。
顧客からデータ修正され戻ってきたExcelデータを加工して、プログラムで読める形にして取り込んで納品したのですが、顧客からプログラム実行中にエラーが発生すると連絡がありました。

調べてみますと、データの中で本来修正しない項目に値がはいっていないためエラーとなったことがわかりました。最初に顧客に渡したExcelデータのカーソルの位置は、どうやら値がなくなった位置にあったため、顧客が修正作業の際に、無意識にカーソル位置にある値を削除していたようでした。

その経験から、顧客に手渡すExcelデータのカーソルの位置は、データの入っている領域から外れた関係のない位置に設定することを心がけています。
その位置にカーソルを設定しても保存しないとまた元のカーソルの位置になってしまう可能性がありますので、必ず上書き保存しておく必要があります。
ちょっとしたことですが、エラー予防になると考え、紹介しました。
以上