Connect の話[第5回]
前回に引き続き、アクセス管理についてもう少し見てみましょう。通常は、個人のトレーニングマネージャが自分で作ったトレーニングは、自分で管理することになっています。
しかし、場合によっては、1つの部署で複数の人がトレーニングの管理に携わることがあります。場合によっては、さらに、1つのBreezeシステムで、2つの部署が、それぞれ自分たちのトレーニングを管理することもあるかと思います。
いずれの場合にも、共有トレーニングのフォルダに、その部署のフォルダを新規に作ります。そして、そのフォルダへのアクセス権限は、その部署グループに属するユーザーのみにします。作成するトレーニングのコースやカリキュラムはすべてその中に保存します。
そうすれば、自分の部署のトレーニング内容や学習結果のレポートは自由に閲覧でき、他部署のものはできないという状況を作ることができます。
事前の準備として、ユーザーも部署グループにあらかじめ作ってそこに所属させておくのが楽です。
たとえば、東京支店と大阪支店があったとします。まず東京グループと大阪グループという、ユーザーグループをユーザー管理画面で作ります。次にユーザー登録時に、東京支店の社員はすべて東京グループへ所属させ、大阪支店の社員は大阪グループへ入れます。
そうしておけば、東京支店用のトレーニングフォルダのアクセス権限を東京グループにするだけで、その中に入っている東京支社社員はすべてそのトレーニングフォルダ内のトレーニングを受けることができます。
また、東京グループのトレーニングマネージャは、新規にトレーニングコースやカリキュラムを東京支店用フォルダ内に作成することができます。
大阪支店の場合も状況は同じです。東京グループは大阪支店フォルダの内容やレポートは一切見えないことになります。
もし共通のトレーニングを受けたいということになれば、そのための共通フォルダを作り、2つのグループを割り当てればよいことになります。