eラーニング本音でトーク その52
現代社会は、ストレスとどうつきあっていくかが大きな課題となっていますが、eラーニング学習時においてもストレスを感じる時があります。いくつか思いつくところを列挙してみましょう。
・字が小さかったり、多すぎている。
・音が小さかったり、早すぎたり、遅すぎたり、クリアでない。
・自分が期待していた学習内容とズレやギャップがある。
・内容が易しいのに勝手に次に進めない。
・内容がおかしかったり、矛盾がある。
・色使いがおかしい。
・学習していてもわからない。
・とにかくおもしろくない。
・ただただ受身で情報を受けている。
などなど
通常ビジネス上のストレスの場合、自分でストレスの原因を取り除いたり、取り除けなくても、ストレスを軽減するように工夫できることが多いのですが、受身のeラーニングではそうはいきません。
教材の仕様を勝手に学習者が変更できないからです。作り手は、教材作りに一生懸命なのですが、ついつい視野が狭くなり、学習者の使い勝手をおろそかにしてしまうことがあります。
普段ストレスに囲まれているのに、eラーニングでさらにストレスをかけてしまっては、ビジネスの効率はかえって悪くなってしまうでしょう。
ですから、「ストレスをかけない」教材という切り口で、教材の品定めをするのもよいかもしれません。
教材の内容によりますが、普段のストレス解消法を利用して、ブレイクタイムページでは美しい緑の光景にせせらぎの水の音を流したり、テストの点数により、架空の買い物を思う存分楽しめたりするなど、工夫をしてはいかがでしょうか。他にも、教材の中で運動ができるなど。ちょっと大げさ?いえ、
「さあ、ここでキーボードから手を離し、背筋を伸ばしてみましょう。」
などがあってもいいかもしれませんね。
2007年もSATTは「ストレスのない教材作り」に努めて参ります。
どうぞよろしくお願いします。