11月中頃にAdobe(アドビ)社から重要な発表が行われました。
■次期バージョンからのアップグレードポリシー変更について
これまでは、3世代前までアップグレード対応製品を販売していたのですが、
次回「CS6」発表のタイミングから、その直前、1世代前である「CS5 及び 5.5」のアップグレードにしか対応できないようになってしまいます。
現在の「CS5」へは「CS2」を持っていればアップグレードできたのですが…
その代わりとなるのかは定かではありませんが、10月のカンファレンスで発表した
・Adobe Creative Cloud
の導入を推し進めていくようです。
利用できる範囲は、いわゆるCSシリーズ全部入りの「Master Collection」で使えている範囲。
それに加えてAdobe EdgeやMuse等のベータ版も利用できます。
これを個人であれば
・月額 5,000円(年間 60,000円)
で使えるということですね。
以下の記述見る限り、企業で使う場合は恐らく月額 7,500円になるのかなと…
■アドビ ニュースリリース・Adobe Creative CloudとAdobe Creative Suite:お客様に新たな選択肢を提供
月額5,000円というのがどれほどか、確かに携帯電話の契約を考えれば
「それほどでもないな」と感じる人もいるかも知れませんが、
イラレやフォトショを単体だけで使ってきた人は、現状ではどうしたらいいのかわからない状態(CS6のパッケージがいくらになるかわかりませんし…)。
なので、このあたりがクリアにならないとなんとも言えません。
また、今年から提供を開始したAdobe社の課金型サービス
・CSサブスクリプション
に関しては、現在の契約者がそのまま全製品を使えることになるとありますが、
現状では単体製品(Illustrator、Photoshop等)の販売も行なっているため、これもどのように展開していくのかが見えません…
つい先日(2011年11月18日)Adobe社にしては珍しく記者会見も行われたのですが、上記の発表をなぞる形のもので、新しいものはありませんでした。
今のところさらなる発表、展開待ちといったところですが、
とりわけ古くからのユーザーにとってみると、残念なポリシー変更となってしまったかもしれません

Adobe Creative Cloudを含めた今後の展開に期待しましょう

来年モバイル業界の発展をよく期待します。