■ Adobe Wallaby (Adobe Labs)
eラーニング教材はアニメーションやナレーション音声などを多用するので、Adobe Flash(.swf)で作成したコンテンツが多いと思います。しかしせっかく作成した学習教材ですから、iPhoneやiPadなどでも利用していただきたいですよね。
その願いがアドビ純正ツールとして(プレビュー版ですが)ついに登場です。
さっそく試してみました!
以前にFlashで作成したSATTのデジタル年賀状コンテンツを、Wallabyで変換したものがこちらです。
!注意!
HTML5版は「Safari(PC、iPadなど)」または「Google Chrome」でしか正しく表示されません。
IE、Firefox、Operaでは動作しません。
■ Flash(.swf)版 年賀状
■ HTML5版(上記のFlash版をWallabyで変換)
JavaScriptファイルを見ると、Webkit特有の指定があるようです。
そのため現段階ではSafariとChromeだけのようです。
(変換後のファイルでは、SVGやjQueryを利用しています)
まずはiPad/iPhone対応に全力、ということでしょう。
比較すると…
・音が出ない
・クリックなどが効かない
・アニメーションがやや不安定
などがありました。
しかし「preview 1」というファーストバージョンでこの動きなら、なかなか期待できるのではないでしょうか。
iPadでも動作を確認しましたが、PCのSafariと比べるとちょっとアニメーションがもたつく感がありました。透過やメモリ、フレームレートとかの調整すればスムーズになるかもしれません。
クリックなどもActionScriptを調整すれば、動くようになるのかもしれませんね。
ちなみに変換はFLAファイルをドラッグ&ドロップしてボタンを押すだけです。簡単
e-Learning学習教材ですとSCORMなどの履歴関係もあるので、いきなりワンクリックでHTML5に!とはいかないかもしれませんが、アドビが本腰を入れてきているので期待できますね。CaptivateからHTML5へ直接パブリッシュ、とかも今後はありえるかも…!?
以上、速報でした!
たいちょ@Twitter