今年で35回目を迎える歴史ある大会です。
(SATTもセッション発表をはじめて5年目になります)
今回の会場は北海道大学。
札幌駅から歩いてすぐに位置するとても大きな敷地の大学で、すぐ脇には駿台札幌校もあります。

前回開催地の名古屋大学も広かったですが、こちらはとても涼しい環境で猛暑の続く日本列島において羨ましいかぎりです。
さて、本来であれば大会レポートは「ささっと」当日に発信しなくてはならないのですが、昼は講義に参加し、夜はジンギスカン、じゃなくて仕事が多かったのでTwitterでの状況報告くらいしかできませんでした。
全体的な印象を簡単にまとめますと、以前よりも発表・講演件数は増えてきており、出展する企業の数も倍近く(所感です)あり、活気にあふれていました。
出展で多かったのは、講義のコンテンツ化ソリューションで、以下にデジタル化を簡単に高品質で行えるかというものです。
そのほかにはNTTドコモさんからスマートフォンを無料で貸し出しを行い、Xperiaを体感してもらうというイベントを行っていました。(Handbookバンドル)
各セッションでは継続研究の発表も多数あり、先進技術の進歩に応じたものなど仕事以外にも勉強になるセッションがありました。
さすがに15分の中で発表しきれるものではないので皆さん、質疑応答にも熱が入り、こちらのほうが面白かったですね。
発表の傾向としてもうひとつ感じた事は、iPhoneなどのスマートフォンを用いた学習支援の発表が目立ちませんでした。
これは、既に実用にはいったのか? 流行で終わってしまったのか? むしろ、デバイスに依存しない仕組みに進んでいるからかもしれません。
ITシステムは、デジタルで情報を管理できる事に最大の強みがあり、eポートフォリオをはじめとする情報の蓄積と閲覧から教育をサポートするところを様々な教育の分野で研究発表されています。
それぞれの研究の課題になっているのが、何の情報を集めるのか?どのようにして集めるのか?集めた情報をどのようにして活用するのか?です。
仮説と検証を繰り返しながらシステムを良くしていくことは、企業も大学も変わりません。
最近の学生はデジタルデバイスによるコミュニケーションに長けている(例外も結構あるようですが)事から今後ますますITを用いた教育支援の仕組みは発展していくものと改めて感じました。
しかしながら、ITシステムを用いて効率的に学習活動を進めていくにあたり、要所々で教職員が指導しなくては立ち行かなくなる事は変わりませんのでこの部分の人材育成もポイントになります。
SATTでは、学習支援システムとそれを有効に使いこなせる人材育成の両方に力を入れていきます。
e-LearningWORLDで発表いたしましたSATTの新しいLMS「smart FORCE」を広告枠と懇親会での企業プレゼンで紹介をさせてもらいました。
現在も9月イッパイまで無料体験サイトを開いており、毎日申込が続いておりますが、大学でもたくさん使って頂ければ幸いです。
最後にちょっぴり残念だったのは最終日に同大学内総合博物館で展示していた「アラスカの恐竜」を見にいけなかったのが心残りであります。(名古屋大学のときはトンボの生態展示を見てかえった記憶が)