モバイル端末でeラーニング
最近、ニュースで話題にはなっていたのですが、「小・中学生の携帯電話所持を規制--石川県議会が条例案を可決」したそうです。
これは、eラーニング業界においてはちょっとした衝撃ではないでしょうか?
なぜなら、石川県において、小学校、中学校におけるケータイを使った授業は実現不可ということになるのですから!
ケータイは、
・24時間、身近にある
・コンパクトで多機能
・データ通信可能
というすばらしい情報処理端末です。
また、普及率も一人一台のレベルに近づいています。
にもかかわらず、禁止!
持つこと自体を禁止してしまうと、たとえば「公教育の中にケータイを取り入れる」といった試み自体ができなくなってしまいます。
個人的には、自分にも小学生の娘がいますが、自分にメールを送ってきたりするので、学校の先生とやりとりする「連絡帳」なんて、ケータイを使って送ってしまえば、ログも残るし、先生の業務時間短縮にもつながっていいのに、なんて気軽に考えたりします(が、セキュリティやプライバシーのことなど、検討を始めると大変なのでしょう。きっと)。
ケータイは、日本においてこれだけ普及し、データ通信部分も含め世界に誇れる技術の固まりなので
「制限」
から入るのではなく、
「何ができるのか」
といった可能性に目を向けてほしかったと思います。
モバイル向けにサービスを日夜考えている者の一人として、個人的に非常に残念なニュースでした。