2009年01月06日

e-Learningコンテンツの配色

今回は色の錯覚について話したいと思います。

下に真っ青な顔の人の絵があります。30秒間直視した後、瞬きをせずに絵をクリックしてみてください。
zannzou.swf

すると絵がモノクロに切り替わりますが一瞬顔の色がオレンジがかって見えませんか?

このような現象は補色残像といい、特にビビットな色を直視した後に反対の色が残像として残ってしまいます。
これは主に強い色を直視した際に視神経が疲れてしまうことが原因だといわれています。

私たちが普段見ている色も、視神経に負荷を与え色を誤認識させてしまうことがあります。

そのため色を扱う際には色の影響を考え視神経にストレスを与えない配色をこころがけなければなりません。

特に長時間、画面を眺めて学習するe-Learningコンテンツのレイアウトには細心の留意が必要です。
例えば常時表示されるボタンや画面フレームには強い色を避け、グレイ調や淡い色を使います。そして学習画面の重要事項やキーワードにイメージにあった強い色を使うことでメリハリがつき、目への負担を抑えながら学習効果のあるコンテンツとなります。

目立たせたいと派手な色ばかり使うと返って学習しにくいコンテンツとなってしまいます。重要度に応じて色の強さを使い分けることが学習者の学びやすいコンテンツに必要な要素なのですne。
posted by 柴二号 at 12:46
連載:色彩力学概論 | コメント(0) | トラックバック(0)
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