2008年12月24日

レーシングゲームで安全運転講習

最近、「ゲームで運転を覚えた」といって無免許のまま車を運転し、事故を起こしたという事件をよく耳にします。確かに最近のレーシングゲーム、例えばPlayStation3のグランツーリスモ5など、非常にリアルなものがあり、現物を運転したくなる気もわからなくもありません。。。

グランツーリスモ5プロローグ - Polyphony Digital

ただ、実際のレースでもレーシングゲームでも同じことが言えるのですが、サーキットで走ることは、一般道で同じスピードを出すより安全ということに、多くの人が気付いていない場合が多いのでしょう。

レースの場合、車線もなければ、車によって速度はまちまちですが、そのコースを速く走るための「目には見えない車線」と「ブレーキをかける場所」が決まって存在しています。

実は、周りの車の動きは簡単に予測できているわけです。だからこそ、アクセル全開ができる。一方で一般道の場合、変則な道路形状、交差点、信号、渋滞、対向車、歩行者などドライバーの予測を超えた動きがあり、非常に危険なのです。

こういった現実世界のイレギュラーさを再現できるシミュレーターが、一部の教習所や免許証更新センターなどにあったりしますが、高価なため、普及していないのが実情です。

前述したゲームなど、実際に移動できる世界は広大ですし、実際の車の動きもシミュレートされています。さらに、通信機能を使うことで、世界中の人と「レース」ができるようになっている。ちょっと工夫すれば、速さではなく、違反度や危険運転度を測定したり、参加者同士が対向車・先行車・追走車となり人間の予測不可能な運転を体験するといった安全運転講習のベースとなりうるわけです。

これから年末年始にかけて車で移動される方も多いかと思います。その前に一度ゲームの中で、時速100キロでカーブを曲がることの難しさ、前走車をあおっている状態で急ブレーキをかけられるとぶつかる、ということを体験してみてはいかがでしょうか。

ゲームの中であれば、修理代も掛からなければ、誰も怪我をしません。実際に事故を起こす前に、「これが現実だったら・・・」という怖さを認識してみましょう。

あとは、体験される方が「やっぱり俺って上手い!これなら現実に200キロ出しても大丈夫」と過信しないための仕組みづくりが課題ですね。
posted by ガジェット王子 at 11:13
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