ベネッセコーポレーション進研ゼミ小学講座に「チャレンジウェブ」というものがあります。
文字通りWeb上からさまざまな学習を体験できるサイトになっており、学年別に各教科の多彩なコンテンツが用意されています。
会員でなくても実行できるものもあり、実際にやってみると操作は学習色よりもゲーム色が濃い仕上がりになっています。
しっかりと考え正解しないとポイントが貯まらない、インターフェースも文字は大きく、操作するボタンもクリックしやすく、基本的にはキーボードも使わずに全てマウスで進めることができるなど、かなり考えられています。
企業での学習コンテンツと違い、操作しやすく興味を持続させる仕組みについてはかなり手間をかけたつくりになっています。
ただし、コンテンツの大部分はテスト形式のため、パターン化しやすいためフレームを用意すれば内容の組み込みは効率的にできるようになっています。
この辺も「よく考えられているな〜」と思いながら娘が取り組む姿を見ながら関心して見ていました。
ポイントを改めてまとめてみると
・画面がシンプルで見やすい(詰め込みすぎないので圧倒されない)
・操作がし易い(基本はマウスで簡単操作できるので考えに集中できる)
・コンテンツの形式をパターン化して効率的に問題を提供(飽きさせない工夫もカテゴリ毎に用意)
・ポイントやスコアなど継続して学習させる仕組みも用意
・上記に関する要素を対象者(学年ごと)に明確にして設計されている
このことからも企業コンテンツを作る際には対象と目的をなるべく絞り込み、用途に合せた設計が重要であることがわかります。
ただし検討要素は小学生の1学年に限らず、学習する要素も多岐にわたるので単純な置き換えはできませんが、この辺も長年教材を作成していると共通で用いられる要素と個別に決める要素が見えてきます。
2008年11月11日
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