またAdobe Flash Player 10(アドビ フラッシュプレーヤー10)正式版も、同時期にリリースされました。
■Creative Suite 4 family(Adobe Systems)
■Flash Player 10 ダウンロード(アドビ システムズ)
■Adobe CS4(Creative Suite 4)米国にて販売スタート(エムスクール風な何か、)
■Flash Player 10(フラッシュプレーヤー10)登場(エムスクール風な何か、)
今回、特にFlash CS4(フラッシュCS4)が大きくバージョンアップしています。
■Adobe Flash CS4 Professional(Adobe Systems)
■CS4(Adobe Creative Suite 4:アドビ クリエイティブスイート4)公開!(エムスクール風な何か、)
■シリーズCS4−Flash CS4はどうかわる?(エムスクール風な何か、)
eラーニング教材の制作者としては、今回のバージョンアップで何ができるのか、またどのように工数削減や効率化をはかれるのか、気になるところかと思われます。
eラーニング制作者の視点で見た、Flash CS4&Flash Player 10のポイントを4つ列挙してみます。
3D機能
ついに3D機能が搭載されました!
3Dデータをインポートして利用するもよし、2DデータをFlashで疑似3D化して利用するもよし、使い方はかなり広いと思います。
eラーニングの場合は、たとえば
・CADデータなどをリアルタイムで動かしながら見せるコンテンツ
・数学などの学習をリアルタイムで確認したり変化させてみせる教材
・メニューやフレーム、表示ウィンドウなどを3Dにしてユーザーの興味を引かせる
・3Dキャラクターがナビゲーターに
など、いろいろできそうですね。特にユーザーのインタラクティブな情報をそのまま3Dに反映させることができるので、教育効果という点でも大きなアドバンテージがありそうです。
インバースキネマティクス(インバースキネマティック)
3DモデリングソフトやPoserなど愛用されている方はおなじみの機能、インバースキネマティクス(インバースキネマティック:IK)が搭載されました。
先ほど3Dキャラクターと書きましたが、いままでのFlashでは、キャラクターを自由に動かすのはちょっと難しかったりしました。自然な動きにするには、結構な微調整が必要だったんですね。
これを回避するためには、いろいろなテクを使用してそれっぽく見せたりしますが、正式にIKが搭載されたことで、ボーンを作って簡単に制御できるようになります。複雑なモーション時に、特に威力を発揮しそうです。
高度なテキストサポート
テキストのレンダリングエンジンが一新されました。
縦書きに正式対応し、動的テキストにもアンチエイリアスがかけられます。ユーザーのインタラクティブな入力が必須となるeラーニング教材ですので、これは非常に嬉しい機能ですね。国語の教材などで縦書きとかも多用しそうです。
H.264 サポート
H.264コーデックが正式サポートされました。
ブロードバンドがあたりまえの時代になり、最近ではビデオ配信のe-Learning Videoの需要が増えてきているようです。その際、画質とデータサイズの問題が必ず出てくるのですが、Blu-rayやAVCHDなどで利用されているH.264を使用することで、この問題がクリアできます。地デジも一般化してきましたが、eラーニングでもハイデフ(High Definition:高解像度)の時代がやってきますね。
このほか、オブジェクトベースのアニメーション指定ができたり、モーションエディターが追加されたりなど、編集面でも大きく改良されています。
再生するにはFlash Playerのバージョン10が必要になりますが、日本での9の普及率はかなりのようです。10もすぐに利用できる環境になりそうですね。
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