開発部だより 第29回
今回も、ColdFusionのデバッグ時のお役立ちについて、ご紹介します。ColdFusionは、CFデバッグ情報が画面上に表示されたり、Flash Remoting使用時は、NetConnection Debuggerで確認できますが、これは、自分で実施しているときしか確認できないので、不特定多数の人がアクセスしてエラーが出た場合に、同じ画面を表示してもエラーの原因が特定できないということが発生します。
エラーは、CF admin の「ログファイル」から確認することは可能ですが、場合によってはファイル名と、「データベースクエリーを実行する際のエラーです。」という情報しか表示されていなかったりと、詳細が分かりにくい場合があります。
そこで、役に立つのが、<cflog>です。<cfcatch>、<cftry>と一緒に、不具合の出ているファイルで使用すると、エラー内容の詳細を「ログファイル」の「application.log 」で確認することができます。
【記入例】
<cftry>
クエリー文
<cfcatch type="any">
<cfoutput>
<p>#cfcatch.message#</p>
<p>#cfcatch.detail#</p>
</cfoutput>
</cfcatch>
</cftry>
cfcatch.sql でSQL ステートメントのエラー表示、cfcatch.messageでCFからの診断メッセージ表示、という形で、任意のエラー内容詳細を確認できます。